お香づくり講座
辻屋が主宰している「あさくさ和装塾」は、座学のほか、ワークショップも度々開催しています。
今年の大人気ワークショップは「自分だけの和の香をつくる」シリーズ。

講師は矢内裕子さん。
敏腕編集者でもある矢内さんは、香司の資格もあり、お香の知識が豊富でお話しがとてもおもしろい。
これまで「匂い袋」「煉香」「塗香」と、常温と温めて楽しむ香りを作ってきました。
昨日の4回目は「焼香」。
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セレモニーホールなどに用意してある焼香は、木製チップなどを使ったものも多く、香料だけで作る焼香は貴重なものとなっています。
白檀、丁子、桂皮など、天然の素材を自分好みに調合します。
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おもしろいのは、ふだんの印象はおしとやかなの方が、つくる香りはキリッと男前だったりするのです。
1回目から毎回参加してくださる方、初参加の方も和気あいあい、楽しくつくりました。
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この日はお天気回復するかなーと期待していたのに雨。
きもの大好きなのに泣く泣く諦めた方もいらっしゃいましたが、私はこのコーディネイトで。
きものと帯は、父の学生時代からの大親友の奥さまに譲っていただきました。
以前は旅館の女将さんだったので、毎日きものをお召しなっていたのですが、今はもう着る機会がないからと、これを含めて何枚かいただいたのです。

その旅館には子供の頃から毎年家族で泊まりに行っておりました。女将さんはとても趣味の良いかたで、着こなしもきりっとかっこ良くてステキでした。
大切に着させていただきます。
今日は帯締めと爪皮の色を合わせてみました。

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# by TomitaRie | 2016-09-25 17:41 | 下駄・草履・和装のこと | Trackback | Comments(0)
着物イベントに行って思ったこと
各種きものイベントが毎週末のように、東京中で開催されています。
たぶん他の街でもそうなのでしょう。
私が「あさくさ和装塾」をスタートした6~7年前には、
きものを着てお出掛けできる場がなかったので、
新聞にも何度か取材されたくらい、珍しかったのです。

この3連休は、日本橋できものイベントが開催され、
知人も出展していたので、ご挨拶に行ってまいりました。
本格的な友禅や織りのきもの、帯も別室に展示されていましたが、
多くは個人で活動している作家さん、
インターネットやイベントで販売している小さなショップなど。
昔からある呉服屋さんの展示会というのではなくて、学園祭みたいな感じです。

浅草に戻らなければならないので、会場にいたのはほんの30分ほどでしたが、
私も仲良しの作家さんから半衿を購入したり、
よく落語会でご一緒する米沢のメーカーさんとお話しできました。

私の隣の可愛い女性は、辻屋のすぐ近くのリサイクルきもの店の店長さん。
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帯のお太鼓にはなんとマドンナ!
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これ、実はTシャツを上手にかぶせてあるのですって。

そしてこちらの方の着こなしも個性的でステキです。
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販売している人たちも、会場に来るお客さんも、これまでの和装にとらわれず、
自由に着て楽しんでいました。


こういったイベントにはもちろん賛否両論あります。
いい加減なきものばかり作るから、昔ながらの技術が途絶えてしまうとか、
本物の良さを伝えなければ和装文化は廃れてしまうといった、辛口の批評もあるようです。

私の思いとしては、きものといっても自分を装うものであるのは洋服と同じなんだから、
安物だとか、偽物だとか、そんなことは言う必要ないのでは。
身にまとうことで、本人や周りの人が嬉しくて楽しくなれば、それでいいと思います。

ただ、そこに出ていたものがすべてではないということ。
もっと違うレベルの、たいへんな時間と労力をかけて作っているもの、
代々受け継がれ、なんとか今も残っている技術があるのだということは、知っていただきたいです。

それはどうしても商品の価格につながるので、
きものは高価で手の届かないもの、お金持ちしか買えないものと思われてしまう。

でもね、昔からきものは、大量生産の洋服のように、次から次と買えるものではないのです。
自分に必要な、似合う一枚を、考えた末に求めて大事に着て、
子どもや孫にも伝えてゆくものでした。

履物も同じです。
安い草履には、それなりの理由がある。
使い捨てのように、その時の気分で買っても惜しくないような草履や下駄もあります。

そういったきものや履物ばかり、皆さんが求めるようになったら、確実に本物はなくってしまう。
ひとつひとつ手作りで作られたものが、それなりの価格になり、
大量生産のモノの価格と競争しなければならないのが現状です。


辻屋は100年以上の歴史を持つ老舗として、
「本物の履物を、たしかな技術とともに販売する」
「和装の文化、魅力を伝える」
この2点を軸にしていくことを、あらためて肝に銘じたしだいです。
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# by TomitaRie | 2016-09-20 15:37 | 下駄・草履・和装のこと | Trackback | Comments(0)
オフの日のつれづれ
遅めのお昼ごはんは、先日のメルマガでご紹介した曳舟の「ぜんや」さん。
東京の下町ではめずらしい、関西風の透き通ったお出し。かやくごはんとセットです。
若いご夫婦が先代のお店を継いで頑張ってます。
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夜は荒川で落語を聴く予定だったので、その前に西日暮里から谷中をお散歩。
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20年近く前の新婚当時、根津に住んでいた頃は、
お寺と職人が多いふつうの街でしたが(私たち好みの飲み屋も多かったし)、
最近は外国人をはじめ観光客が激増しているのでびっくり。

「乱歩」は昔からある喫茶店。
猫ちゃんは19歳だそうです。
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さて今日の人間国宝。独演会は2年ぶり位。
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マクラで今日はダメですと何度も言ってましたが、ちょっと心配。

帰りに町屋駅近くの人気店で一杯。
料理のクオリティ満足、値段は大衆酒場で店内は地元の人でいっぱい。
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その後都電の線路の向こう側で、佇まいに惹かれてもう一軒。
老夫婦でやってて、吉田類も来たそうな。
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# by TomitaRie | 2016-09-19 14:57 | 東京したまち | Trackback | Comments(0)
本日は講師で
ある方のご紹介で、某有名大学の卒業生の会員制倶楽部にて、
和装履物についてお話しさせていただきました。
大先輩方の前で、また和装のプロもいらしたのでドキドキしましたが、
皆さん優しくて私のつたない話に耳を傾けてくださいました。
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着て行ったのはモスグリーンの結城紬の単衣。
帯は困ったときの博多献上。
足もとは桜皮の舟形下駄。

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# by TomitaRie | 2016-09-18 17:51 | 下駄・草履・和装のこと | Trackback | Comments(0)
メルマガについて学びました
友人の高橋浩子さんが講師をしている「メルマガっこう」を受講。
「なるほどねー」といろいろ感じることあり、悩んでずっと出しそびれていたメルマガ「浅草発◎下駄を履いて歩こう♪」を3ヶ月ぶりに発行しました!

悩んだわりには同じ構成ですが、少なくとも続けようという気持ちになりました。
98号トピックスは特集「秋の勝負履物」、イベント「あさくさ和装塾」の告知、
連載コラム<和想なる日々>は「向島のくつろぎ空間」。
「東向島珈琲店」や関西風うどんの「ぜんや」、「あんみつの深緑堂」などをご紹介しました。

登録はコチラです!
http://getaya.jp/mailmagazine/
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# by TomitaRie | 2016-09-18 17:35 | 下駄・草履・和装のこと | Trackback | Comments(0)
「あさくさ和装塾2016」大江戸劇場 浅草座の名優たち
シリーズ3回目のゲストは「柘製作所」四代目の柘恭三郎さんです。
柘製作所は、創業80周年を迎えた、煙管やパイプなどの喫煙具類、たばこ、象牙製品などの輸入・製造・販売を行うメーカー。
柘さんは四代目です。
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会社のある浅草・寿町界隈は、昔から職人が多かった地域。
柘さんが子どもの頃は賭場もあったそうです。
下町の職人たちの日々のようす、下町のガキ大将だった柘さんの思い出を描いた
『浅草・下町職人モノ語り』という本を近々出版されるとのこと。

「あさくさ和装塾」では本のエピソードのほか、おしゃれにはこだわりのある柘さんの和装について、
コレクションの根付けのお話しなど、いろいろお聞きできると思います。

ぜひ奮ってお申込みください!
http://getaya.jp/eventguide/wasoujuku37/
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# by TomitaRie | 2016-09-08 14:01 | 下駄・草履・和装のこと | Trackback | Comments(0)
「附けの會」
歌舞伎の附け打ちをされている山崎徹さんが時々、浅草公会堂で「附けの會」というイベントを主催されています。
これまで「女形」や「鳴り物」など講師を招いていろんなお話しをうかがいましたが、
今回は、浅草の猿若にある藤浪小道具の近藤真理子さんでした。
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花魁道中で使用するものを中心に小道具をいろいろ持ってきてくださって、
お話しだけでなく、実際に手に持ったり写真を撮ったりさせていただきました。
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私と妹がいちばん興味を持ったのは、鼻緒が切れるお芝居で使う草履。
こんな仕掛けがあるのです^^
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歌舞伎の小道具は、いわゆる伝統的な技法で作られるものがほとんどですが、
それぞれ職人不足は深刻なのだとか。
職人の激減と高齢化は、履物の業界も全く同じ。

和傘はあと10年後に作れるかどうか、とおっしゃっていましたが、
畳表の草履や雪駄もそうです。ほんとうに、10年後どうなるのか…。

近藤さんは、昔の小道具を参考に、作れる人材を探して復刻されたりしているそうです。
たとえば趣味でハコセコを作っている主婦の方をみつたりとか。

作れば売れて、職人さんが暮らしていける時代ではないので、
そのように趣味で作っている人に伝統の技を伝えるのもありなのかも。

歌舞伎の中で、お姫様が着るような豪華な絹の着物はまだ作っている人がいるけれど、
普通の町人などが着る木綿の着物が作れなくなっていると聞いたこともあります。

だから、いちばん大切なのは、使う人を増やすこと。
つまりは和装の人が増えれば、着物も履物も需要が増えるのですから。

昨日もかなり蒸し暑く、近江縮を着たのですが、汗だくでした。
帯は夫の祖母のもの。ちょっと秋らしい色です。
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足もとは表付きの鎌倉彫下駄。
側面が歌舞伎の定式幕の色に染めてあります。
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# by TomitaRie | 2016-09-06 16:17 | 伝統芸能 | Trackback | Comments(0)
夏の終わりと秋の始まり
8月末、辻屋も所属している「浅草槐の会」の総会があり、悩んだ末にこちら。
台風接近で雨が降ったりやんだりのお天気だったので、洗える夏きもの。
足もとは<てりふりぞをり>。
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7月、8月と毎日のように着ていた浴衣も着納めです。
すこしずつ自分で洗って糊付けしています。
最後の浴衣は今年、浅草の「ほてい屋」さんで仕立てたこちら。
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9月に入っても蒸し暑い日が続いていて、次々やってくる台風の影響でずーっと降ったりやんだり。
今日は午後、あるパーティーにお誘いがあり、
こんなに暑いから小千谷縮にしようかと悩んだのですが、がんばって単衣。
母の遺した着物ですが、これを着ていた姿は記憶にありません。
柄的に、着る時期が難しいからでしょうね。
私も初めて袖を通しました。

帯は夫の祖母のもの。やはり何に合わせてよいかわからず、初めて締めました。
足元はやっぱり<てりふりぞをり>。
この時期、ほんとに重宝です。
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# by TomitaRie | 2016-09-04 13:06 | 下駄・草履・和装のこと | Trackback | Comments(0)
成駒屋一門、浅草寺で「お練り
つい先ほど、八代目中村芝翫 四代目中村橋之助 三代目中村福之助 四代目中村歌之助襲名披露「お練り」が行われました。
あいにくのお天気で、雷門をスタート時にはやんでいた雨が途中強くなりましたが、浅草寺本堂前でのご挨拶のときにはまた晴れてきました。

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八代目中村芝翫を襲名される橋之助丈は、私が書籍編集の仕事をしていた20年位前、
ある雑誌の対談ページを担当しました。

地方のそれほど大きくない企業のPR誌でしたし、
お相手は、当時ちょっと人気が落ち目になった某タレントだったのですが、
橋之助さんは終始にこにことていねいにお話ししてくださり、
私たちスタッフにもお気遣いがあり、
この方はなんて人格者なんだろう!と感じたことを今でも覚えています。

成駒屋一門ご襲名、まことにおめでたいことです。
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# by TomitaRie | 2016-08-29 12:37 | 伝統芸能 | Trackback | Comments(0)
今年も向島百花園の虫ききの会へ
昨日、52才になった夫が「かき氷食べたい」というので、ケーキの代わりに豪華かき氷を食べに^^
墨田区にある、古民家カフェです。
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日が暮れる頃、向島百花園の「虫ききの会」へ。
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かれこれ4年、毎年行くのですが、とても風情があります。
向島の芸者さんもお客さまと楽しんでいました。
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暗くなるとともに、虫の音がどんどん大きくなってゆきます。
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オフの日はめったに着物を着ないので、こんなスタイル。でも下駄です。
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お誕生日のお祝いは百花園の近くにある京料理と寿司のお店でした。
小さなお店ですが、特別な日に行く、お気に入りのお店。
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# by TomitaRie | 2016-08-27 13:22 | 東京したまち | Trackback | Comments(0)