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結婚披露宴へ
昨日は、うちの挿げ職人、小林くんの結婚披露宴に父、妹と出席しました。
温かで、いい宴でした。
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人生初めての主賓で祝辞を頼まれてしまった~(゚Д゚;)
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アマチュア・ハワイアンバンドで40年ボーカルをつとめている父は、ハワイアン・ウェディングソングを歌いました♪(実はちょっと歌詞を間違えたらしい)
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社長としては、社員の結婚は喜ばしいと同時に、責任がさらに重~く肩にのしかかるのであります。

自分で挿げた雪駄を履いて紋付き袴の小林くん、立派になったね!
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靴デザイナーの新婦は、自分でデザインした靴を履いて。
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履物つながりの新婚さんです^o^

レストランウェディングなので、あまり格式ばった着物より、
少し華やかに母の銀鼠の訪問着にしました。唐織の袋帯で。
三枚重ねの螺鈿入りエナメル草履と、ビーズのバッグ。
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# by TomitaRie | 2017-02-20 17:38 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
スーツの中でも浮かない着物
隅田川の向こう側、アサヒビールの22階レストランにて、浅草法人会の交流会がありました。
下町の経営者同士、みんな気のいい人たちで、とても仲良しなんです。
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新仲見世の老舗「高砂屋」の社長がリフティング何回できるかトライ(笑)
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男性のほうが多いし、ほとんどの方がスーツかブレザーなど黒、紺の中でも、
浮かない(と思う)のがこの大島紬。
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帯もブルー・紺系にして、男性のスーツにより近いイメージにしました。
帯揚げと帯締めは淡いピンクにして優しい雰囲気もプラス。

足もとは、草履の中でもいちばん低い「直付け」。
草履の天と底革が直に付いていて、芯がないのです。
底革は男性の雪駄と同じ、象皮と呼ばれる固い牛革。
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20年位前は着物を着慣れた人…クラブのホステスさんや日本舞踊の先生などが好んで履いていました。
辻屋でも各色ずらりと揃えていたのです。
軽くて歩きやすいのですが、慣れないと低いので足袋が汚れることはあります。
とても粋な江戸好みの草履です。
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# by TomitaRie | 2017-02-09 13:13 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(1)
「小粋でこなれた浅草流の着こなし」
あさくさ和装塾vol.40「大江戸劇場 浅草座の名優たちvol.4」レポートをUPしました。
http://getaya.jp/eventguide/wasoujuku40report/

天気予報を見て迷いましたが、気合を入れて母が好きだった白大島で。
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これまでずーっとお天気にはめぐまれてきた「あさくさ和装塾」、
この日もちょっとお湿り程度ですみました^^

帯は年末の「はんなり」さんのセールでみつけたこれ、伝法院通りにちなんでついつい(笑)
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足元は黒塗りの舟形下駄。
高さもあるし濡れても大丈夫なので、こんな天気の日には重宝です。
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# by TomitaRie | 2017-02-07 18:00 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
中村屋!
歌舞伎座『猿若祭』初日を観てまいりました。
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夜の部一幕目「門出二人桃太郎」(かどんでふたりももたろう)で三代目中村勘太郎・二代目中村長三郎、二人揃っての初舞台。
大御所に囲まれて堂々と演じてました!
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ここまで成長したんだ!
天国の勘三郎さんはさぞ喜んでいるだろう!

観客の思いが劇場中に広がり、あちこちで目頭をおさえる人、人。
歌舞伎ファンのみならず、みんな親戚のおじさん、おばさん気分になって見守っているのが、
中村屋ならではの魅力なのでしょう。

今回だけはどうしても初日に観たくて、休みをずらして、張り込んで一等席を手に入れたんです!
浅草は、文扇堂の故・荒井修さん、観光連盟会長の冨士さん達が家族ぐるみで中村屋と親しくしているので、いっそう他人事とは思えず、町をあげて応援しています。
この日も当然、浅草の顔役が皆さんおみえでしたし、テレビや映画に出ている役者さんたちも。
華やかな初日の幕開けでした。

桃太郎だけでなく、第三幕目の「梅ごよみ」では、芸者・仇吉を演じる菊之助丈のあまりの美しさに息をのみました。
先月、国立劇場で「通し狂言 しらぬい譚」の千穐楽を観たのですが、
この世のものと思われぬほどの幻想的な菊之助さんの宙乗り!
菊之助さん、今いちばんきれいかも。
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# by TomitaRie | 2017-02-03 17:15 | Comments(0)
はきもの供養
1月28日午後1時より浅草神社様にて「はきもの供養」をいたしました。
詳しくはホームページのイベント情報にUPしましたので、ぜひご覧ください。
http://getaya.jp/eventguide/hakimonokuyou_report/

東京新聞、毎日新聞に取り上げていただき、記事になりましたが、
当日はMXテレビの取材が入りました。
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# by TomitaRie | 2017-01-28 17:46 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
シルクウールの着物
辻屋本店は北向きの路面店で通りに面している入口は開け放してあるので、とにかく寒い!
毎年この時期になると、着物の防寒対策について書いていますが、お出掛けなどの予定がない日はたいていウールの着物です(足元は5本指ソックスと別珍足袋を重ね履きで、畳表付きの下駄)。
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ウールの着物、昭和の頃はお正月用のアンサンブルってイメージですよね。
私や妹も子どもの頃、紺とか黄色の格子柄のアンサンブルを着ていました。
虫が喰うといわれて敬遠されているウール着物ですが、ふだん用に見直されていいのではないかと思います。
まず暖かいし、汚れるのを気にしなくてよい。
店で働いていると外から吹き込んでくる埃がすごいし、お客さまの足元にかがむので、着物の裾がかなり汚れるため、絹の着物は気を使うのです。

私が着ているのはほとんどリサイクル着物店で数千円で購入したもの。
いろいろ探すと昔のウール着物の柄はレトロで可愛い柄があって、何枚かローテーションで着ています。
ただ少々重いし、肌触りはあまり良くない。よそゆきにはちょっとねーという感じです。

シルクウールは気になっていたのですが、ウールにしてはお値段が張るので買ったことがなかったのですが、
先日ある呉服屋さんでセールになっていた薄紫とピンクの縞(地模様に市松柄)の反物を購入して仕立ててみました。
シルクウールは経が絹、緯糸がウール。光沢としなやかな風合いが特徴とのこと。
実際着てみるとやはり着心地がいい。
ウールと同じ単衣仕立てなので絹の袷より軽く感じるけれど、それほど寒くない。
ウールよりずっと高級感があるし。
名古屋帯を締めればお出かけにも大丈夫です。
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足元はつや消し黒の舟形下駄が似合います♪
可愛いけど色合いがシックな水玉の鼻緒。パッと見は黒の草履みたいです。
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今日は仕事の後、この装いで友人が主宰する落語会、古今亭菊之丞、古今亭文菊兄弟会へ.
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# by TomitaRie | 2017-01-26 16:35 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
喫茶「ガランス」の思い出と歌舞伎夜話
浅草・千束に「ガランス」という小じんまりした喫茶店がありました。
私が10代の頃から通っていましたが、20年位前に閉店してしまいました。

「ガランス」店主のMさんは仏映画やオペラが好きで、パリの路地裏にあるような雰囲気の店内は、
合田佐和子の絵や、四谷シモンの作品が飾ってあって、独特の空間でした。
猫ちゃんがたくさんいて、2階の住居から時々1~2匹お店に降りてきて、お客さんと遊んでいました。

Mさんは若い頃、唐十郎の状況劇場に出入りしていたらしく、60年代のテント芝居や役者達のエピソードを聞いて、
「あーその頃、私も同年代だったらよかったのに!」と何度思ったことだろう。
その関係で、Mさんに唐組の芝居や大駱駝艦の舞踏によく連れて行ってもらったものです。

故・金子國義さんとも親しく、そのお弟子さんたちをはじめ、若いアーティスト達もよく出入りしていて、一種の文化サロン的な場所でした。
(金子先生の個展にも一緒に行ったなぁ)

当時、『夜想』『WAVE』など幻想文学や芸術系書籍を出版していた「ペヨトル工房」が浅草の花川戸にあって、主宰者の今野さんがよく来ていました。
文学少女だった私はその世界に憧れて、呼ばれもしないのに配送の手伝いに押し掛けたこともあります。

Mさんに受けた影響は私にとってものすごく大きくて、ガランスに出会って人生も変わったような気がします。


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Mさんから名前を聞いてその存在を知ったのが歌舞伎役者の中村蝶紫さん。
やはりガランスのお客さんだったのだと思います。おそらく当時、歌舞伎の世界に入ったばかりでお忙しかったのでしょう。ご一緒した記憶はあまりないのですが。
それがつい最近、近所のバーのカウンターで偶然、蝶紫さんのお隣になったのです。
ご縁とは不思議なもの。

昨日、歌舞伎座ギャラリーにて、その中村蝶紫さんと澤村國矢さんのトークイベントがあり、行ってきました。
役者として長い付き合いで共演も多い蝶紫さんと國矢さん、ほのぼのとしたイベントでした。

蝶紫さんは20代半ばで歌舞伎の世界に入ったので、ずいぶん御苦労もあったと推察します。
お二人とも、勘三郎さんの思い出を語っていたのが印象的。
役をつけたらそれまでというのではなく、どんなお役でも放っておくことができなかった人だったそうです。
勘三郎さんはたくさん叱ってくれてありがたかった、この世界は叱ってもらえないのがいちばん怖いと、おっしゃってました。

私は見てませんが昨年「ニコニコ超歌舞伎」にお二人が出演されたそう。蝶紫さんは初音ミクの所作指導をされたとか。
写真で國矢さんが持っているのは、その超歌舞伎で「自撮り棒」と呼ばれた鉄杖。
(イベントの最後に撮影タイムがあったので、この写真は松竹承認です)

追記:来月のEテレ、獅童さんの「趣味どきっ!」で女形の解説で蝶紫さんご出演という情報。
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# by TomitaRie | 2017-01-24 16:45 | 伝統芸能 | Comments(1)
ファスナー付き袴、浄瑠璃三味線
昼間、ご来店くださったお客さま。
お初釜帰りで馬乗り袴をつけていらっしゃいました。男性の袴姿は格好いいですよね!
いまどきは、袴にファスナーが付いているからトイレにも困らないそうです。
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夜は知人が主宰する野澤松也さんの浄瑠璃三味線の弾き語りライブへ。
スペシャルゲストに福原鶴十郎さん、長田悠貴能さんなど鳴り物やお琴も加わって豪華版でした。
百鬼丸さんの切り絵ライブも!
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この日は「浅草の履物屋の女将さん」っぽい感じで(笑)。
祖母の江戸紫のよろけ縞の大島紬に、帯は博多の献上柄。
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不思議と本場の福岡ではあまり見かけず、どっちかというと東京の下町の人が好む博多献上。

からす表付き舟形下駄は、お気に入りの縞の鼻緒です。
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# by TomitaRie | 2017-01-23 15:13 | 伝統芸能 | Comments(0)
熊本県 山都町と通潤橋
3日前のことですが、「ラ・ロシェル山王」にて食育・料理研究家 中原麻衣子さん、フランス料理の鉄人ムッシュ坂井とコラボイベント【熊本県通潤橋チャリティパワーランチ!】に参加させていただきました。
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7年ほど前、山都町には郷土芸能として受け継がれている「清和文楽」があると知り、是非とも行ってみたいと訪れたことがあります。
残念ながら文楽の公演を観ることはできなかったのですが、通潤橋に出会いました。
通潤橋は日本最大級の石造りアーチ水路橋で、国の重要文化財に指定されています。
3本の石の通水管が敷設され、1日に何度か通水管に詰まった堆積物を取り除くための放水が行われるのですが、その景観がもう見事なのです!
山都町は棚田の美しさでも知られ、我が家も山都町の棚田米をいただいていますが、おいしさは言うまでもありません。


昨年の熊本地震の被害はここでも大きく、通潤橋は未だ復旧せず、棚田も水害などで大変な状況でした。中原麻衣子さんは、棚田を守るために「シェア田」という活動もされています。
http://ameblo.jp/vege-maimai/


さてこの日のお料理は、ムッシュの愛弟子、川島料理長が腕を振るった、前菜からデザートまで全てに棚田の玄米を使ったフルコース。
たいへんおいしゅうございました~♪
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着て行ったのは祖母の遺した一張羅(!)の結城紬。
東京染小紋の伝統工芸士、岩下江美佳さんの帯をあわせました。
雪の結晶の柄なので、締められる時期もそろそろおしまい。

帯留は九谷の赤絵細描で織田恵美さんの作品です。
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草履は鼻緒に紅一文字のお気に入り。
手がこんだ仕立てですが残念ながらこのメーカーさんは3年前に廃業してしまいました。
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# by TomitaRie | 2017-01-21 14:54 | | Comments(0)
新年会と歌舞伎役者
浅草の商店主が集まる「槐の会」の新年会、会場は「どぜう飯田屋」さん。
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私と妹が家業を継いでから十年来、ずっと応援してくださっているお二人をお誘いしました。
恒例の浅草新春歌舞伎の役者さんたちがゲストで、今年も盛り上がりました!
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次世代の歌舞伎界を担う“若手歌舞伎俳優の登竜門”として、37年の歴史がある浅草新春歌舞伎。
今、大御所の役者達もこの舞台に立った頃は客席をいっぱいにするのが大変だったそうです。

浅草は、代々引き継がれている老舗が集まる町なので、今日明日の儲けだけを考えて商売していません。
オリンピックまで儲かれば後は知らないという短期的なことではなく、10年20年後の、次世代の街の姿を考えています。

だからこそ若い役者さんたちを心から応援して、歌舞伎の伝承のお役に立ちたいと願っています。
そういう浅草の人たちの心意気をわかってくれるので、出演中の役者さん達がこの席に顔を出してくださるのです。

お隣の席には老舗の蕎麦屋「尾張屋」の女将さん。
水玉の帯は、お母さまの羽織をリメイクしたのだとか。
下げている朱の印籠は子どもの頃、親戚のおじさんに仲見世で買ってもらい、塗り直して大切にしているそうです。
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女将さんのお母さまは90才を過ぎて、今はお店に出ていらっしゃいませんが、
私が子どもの頃からすっと帳場に座っていらしたのをよく覚えています。

歌舞伎役者の尾上菊五郎さんご夫妻が尾張屋のお蕎麦が好きで、よくみえるそうですが、
女将さんから聞いたおもしろいエピソード。
奥さまの純子さんより一足先に出た菊五郎さんが、人力車夫の若いお兄ちゃんに「乗りませんかー!?」と客引きされて「どこそこまで、いくら?」とかしゃべっていて、
尾張屋の女将さんがびっくりして「この方、人間国宝の歌舞伎俳優なのよ!」とお兄ちゃんに教えたのだけど、ぽかーんとしていたそうです^o^

そしたら後から出てきた純子さんが、「うちの人、こういう格好するとあなたよりずーっと恰好いいのよ!」と自慢してたとか。
「いくつになっても旦那にベタ惚れなのよー!」と尾張屋の女将さんはニコニコしていました。
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# by TomitaRie | 2017-01-19 13:45 | 浅草 | Comments(0)