久々に遠出して、大分方面へ。
まず訪れたのは、日田の豆田町。江戸初期から天領となり、九州の経済、文化の中心として栄えました。県内最古の商家や蔵屋敷が建ち並び、商人町としての町並みが残っています。観光地のけばけばしさ、わざとらしさがまったくなくて、これほどいい感じに残っている町は、まさに奇跡的。
次に豊後高田へ。「昭和の町」として有名になり、今では全国から観光客が来ています。私たちが到着したのは夕方4時過ぎで、この日はキャンドルナイトの催しがあるためか、そろそろ店じまいのようすでしたが、町をちょっとだけ歩いて昭和の雰囲気を味わうことができました。
昔懐かしい町並みはもちろん、電器屋さんなら古いテレビ、魚屋さんなら古い冷蔵庫、というように、各商店がそれぞれ昭和の時代に使っていた物、店の歴史などをを展示しているのがおもしろい。
豆田町、豊後高田、それぞれ町の人々の並々ならぬ努力が実を結んでいるのだと思います。町づくり、町おこしのために方向を一つにして、力をあわせていくことの大変さは、商店街で育った私には身にしみてわかるのです。