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ハマの秋祭
伊勢佐木町で日枝神社のお祭がある、とラジオで聴いたので、お祭だったら見に行かなくちゃと昨日、自転車を走らせました。
イセザキモールの有隣堂書店の脇に、立派な神輿が置かれ、傍らで町の長老方が集まっていました。
横浜随一の千貫神輿は、大正天皇即位記念事業として高村光雲らによって製作されたもの。かつては黒牛に引かせて氏子町内を御巡行していたそうです。
見事な彫刻がほどこされ、芸術性の高い、美術品のような印象。三社さまの宮神輿とはずいぶん趣きが違うのだなぁと感じました。
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イセザキモールをずっと進んで吉田町に出ると、日枝神社があります。その昔、この辺りは釣鐘の形をした入海だったのを、江戸時代、石材木材商を営んでいた吉田勘兵衛が埋め立て新田を築きました。そして五穀豊穣を祈り、江戸の山王社より勧請し、日枝神社を創建したといいます。今では「お三の宮」と呼ばれ、ハマッ子に親しまれているとのこと。
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すっきりと青空が澄み渡り、祭囃子が町に流れるゆったりした時間を味わいました。

今日の午後、浅草の店に若い男性の3人連れがみえ、聞けば今日は中秋の満月なので、横浜の三渓園での観月会に行くとのこと。自宅の近所なので、私も去年は行きましたが、雅楽の演奏を聴きながら満月を眺めるという、風流な催しです。
その方たちは、三渓園の敷地内にある隣花苑という和食のお店で、着物を着て集まり、お月見を楽しむとか。いいですねぇ。
「雪駄が欲しいけれど、まずは下駄から」といって、そのうちの1人が角下駄(辻屋では‘三味線’と呼んでいます)をお買い上げ下さいました。坪下がりの粋な台に、薄鼠色で細い別珍の鼻緒をすげましたら、おしゃれな雰囲気のその男性にとても似合い、喜んでもらえました。
聞けば彼は今日が着物デビュー。うちの父がおせっかいにも、帯の結び方を教えてやるといって、手取り足取り。これから本牧まで行くんだから忙しいのよ、おとーさん!!と私は横目で見ながらハラハラ。
今晩は澄み渡った夜空にほんとにきれいなお月様。夫が仕事から戻ってきたら、ベランダで二人でお月見します。
by TomitaRie | 2005-09-18 23:31 | 横浜


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