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福岡の思い出
昨夜、福岡から帰省した友人Yさんを囲んで、六本木のフレンチレストランでお食事会がありました。
旦那さまの転勤で引っ越して2年目の彼女。
元々社交的で明るいかたなので、今では福岡のお友だちもたくさんできて楽しそうですが、
1年目は慣れない土地で、地元のコミュニティに入るのもなかなか大変そうでした。

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私も2008年から約3年間、夫の仕事の関係で福岡で暮らしていました。
縁もゆかりもない土地で何が大変かというと友人づくりです。
夫は朝から夜遅くまで仕事だし、放送局だったので週末も家を空けることが多く、
子どもがいないので、ママ友というのもできません。
当時、月に一度は浅草へ帰り、ウェブサイトの仕事やイベントを行っていたので、
アルバイトやパートに出るのも無理でした。
またSNSもない時代でしたので、リアル以外で人と繋がることもめったになかったのです。

東京の和装関係の知人から「博多織の織元がアンテナショップを出したらしいよ」と聞いていて、
引越しの片づけも済んだころ、中洲川端にある「一十」というお店に行ってみました。
岡野という博多織の会社が出したお店で、博多人形の会社のビルの3階にありました。
(現在は違う店名でリバレイン内に移転しています)

店長の角さんがとても気さくでいい方で、度々開催していたワークショップやイベントに参加したり、
茶道教室もご紹介していただき、通うようになったり、
「一十」さんをきっかけに、福岡の友人知人が広がりました。

暑かった昨日もまだ単衣で、「一十」さんで購入した博多織の帯を合わせました。
福岡から帰ってきたYさんを迎えるのに、ふと思いついて選んでみたのですが、
チョコレートブラウンの縮緬の無地にぴったりでした。

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着物は父の親友の奥さまからいただいたのですが、濃い色の無地を着こなすのはなかなか難しく、
石橋富士子さんの刺繍半衿をあわせて、少々華やかにしてみました。
足もとは、半衿と同じ淡いピンクの切り芯草履です。
若干、幅広の台でクッションもよく、一日履いていてもまったく疲れないスグレモノの一足です。
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by TomitaRie | 2017-10-10 13:10 | 下駄・草履・和装のこと


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