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横濱媽祖廟
昨日、中華街の南門シルクロード通りに「横濱媽祖廟」が開廟されました。“媽祖”様とは、海の安全と人々の幸せと安らぎを見守る女神様だそうです。中国沿岸地方や台湾ほか世界中の華僑・華人たちに信仰されている神様で、明治の文献にも横濱中華街の初代関帝廟に媽祖様を意味する天后宮が祀られていた記録があるとか。
実は先年、この場所にマンション建設が予定されていたのですが、中華街側が10億円で土地を買い取り、媽祖廟を建設したという経緯があったそうです。
横浜中華街は、中華街らしくなければならない、というブランドイメージを守るしっかりした意志と、華僑ネットワークの強さに、心打たれるエピソードです。
ここはかつて清国領事館があった場所だったというのも、因縁を感じますが、こういった街づくりの姿勢は、他の街が見習うべき点がたくさんあると思います。
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by TomitaRie | 2006-03-18 23:27 | 横浜


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