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金魚と浪曲
「夜の10時過ぎるまで、新仲見世に人通りの途絶えることはなかったもんだ」
浅草六区の黄金期のお話。テレビの時代になる前、六区の通りには、映画館や劇場、寄席が軒を連ね、その日最後の映画がはねるまで毎日すごい賑わいだったらしい。
今、私が住んでいる所から電車で15分くらいで下北沢に行けるのだけど、平日、週末かかわらず人が集まり、演劇やライヴが街のあちこちで日夜行われている、そんな雰囲気が昔の浅草にあったのかなと思います(下北沢は若者ばかりですが、浅草はきっと老若男女が押し寄せていたのだろう)。
寂しくなってしまった六区ですが、頑張っている小屋もあります。大正7年にできた木馬亭。浪曲の定席が開かれる唯一の小屋だそうです。

先日、あるイベント主催者が店にみえて、チラシを置いていきました。浪曲と金魚のコラボレーション。なにやら、玉川奈々福さんという若い女性の浪曲師、そして金魚をテーマにアートを制作している深堀隆介氏が館内を金魚で埋め尽くすらしい。
浅草にも、こういう新しいパフォーマンスがもっともっと繰り広げられるようになるとうれしいです。

「金魚亭」 http://blog.goo.ne.jp/kingyo080429
4月29日(祝) 4月30日(水) 
場所:浅草・木馬亭

金魚と浪曲_d0028327_11595631.jpg

by TomitaRie | 2008-04-22 12:00 | 浅草


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