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大分・国東の旅
1ヶ月ぶりの九州。念願だった磨崖仏を訪ね、大分・国東半島へ。
磨崖仏とは、自然の巨石や岩壁に彫刻した仏さま。
まずは、日本一大きな石仏といわれる「熊野磨崖仏」。
鬼が一夜で築いたという自然石の乱積みの石段を登ります。
「杖を借りていったほうがいい」と友人から聞いておいて助かりました。
それほどのけっこう険しい、長い石段です。
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登り切ると、目の前の岩壁に、大日如来と不動明王の巨大な姿!
これらは平安時代末期の作といわれており、国の重要文化財に指定されています。
大日如来の研ぎ澄まされた表情、
一方怖いというより鼻の大きいユーモラスな不動明王。
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次に車で数分走り「鍋山磨崖仏」。
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「元宮磨崖仏」は、6体の立像で、地蔵菩薩・持国天・セイタカ童子(欠損)・
不動明王・矜羯羅童子・多聞天。いずれも穏やかな表情で、鎌倉末期から室町初期の作。
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続いて向かった真木大堂は馬城山(まきさん)伝乗寺(でんじょうじ)の
堂宇の1つとして建立されたと伝えられています。
伝乗寺はかつては隆盛を極めた「幻の大寺」とされていて、
真木大堂にはその名残という9体の仏像が納められ、
いずれも国の重要文化財に指定された藤原時代の傑作。

磨崖仏の最後は、大門坊磨崖仏。
風化が激しいが、天邪鬼を踏む多聞天は比較的残っている。
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富貴寺の阿弥陀堂は、宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ
日本三阿弥陀堂のひとつに数えられ、現存する九州最古の木造建築物であり、
国宝指定されています。
そんなにすごいものが、意外なほどひっそり建っているのです。
かつては極彩色で描かれていたという壁画は風化が激しく、ほとんど消えています。
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この日の宿は、耶馬渓の小さな宿。
向かう途中で激しい雷雨になり、振り返ると大きな虹。
前も見えない程の雨脚が山を越えるとふっとやんで、
現れた民宿は「えっ!?だいじょぶ?」という印象でしたが、
中に入ると細やかな心遣いが感じられる清潔なお部屋でした。
窓の外は水田、向こうには山々。
日が暮れるとカエルの合唱。
何年か前に行ったバリのウブドを思い出した。
あと何週間かすると、蛍を見れるらしいです。
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夕食も美味しく、なかなかよかったのですが、
隣に泊まっていたバイク野郎の男子グループがやかましかったのが残念。

翌日はまた国東へ戻り、途中、宇佐で通りがかった龍岩寺を見学してみる。
天平18年、行基によって開山したといわれ、
鎌倉時代の木造建築物・奥の院礼堂と白木の三尊像は共に国の重要文化財。
石段をずーっと登った奥の院には(今回はとにかくよく登る!)、
一本のクスの木から作られたと伝えられている三体の仏像。
おおっ!と唸るほどの迫力です。
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杵築の城下町めぐり。
町並みがとてもいい、と聞いていたのは本当でした。
南北の高台に武家屋敷。その谷あいに商人の町。
小雨降る坂は情緒たっぷり。
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武家屋敷のなかには、見学ができる御屋敷もありましたが
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ふつうに表札がかかっている家も少なくないので、代々、暮らしていらっしゃるのでしょう。
このまま大事に家を守って欲しいものです。よそ者の私が言うのもなんですが。

ちょっと遅いお昼ごはんは、この時期旬の「城下かれい」を目当てに、
日出(ひじ)町へ。
日出城(別名:暘谷城)跡の南側、別府湾の海底から湧く
真水と海水が混じる水域で獲れるマコガレイを「城下かれい」と呼ぶそうな。
ケータイで検索し「能良玄家」というお店に入ってみると、
さすがに時期なので忙しそうだった。
お刺身、揚げ物、煮物、焼物、すべて城下かれいづくし。
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福岡に戻る前に、別府の日帰り温泉でひと風呂浴び、帰路につきました。
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by TomitaRie | 2011-05-23 23:03 | 九州 | Comments(0)
いくつになってもできる仕事
お昼過ぎ、地方(じかた)のお姐さんがご来店。
地方とは、お座敷で唄や三味線の演奏を受けもつ役のこと。
聞けばなんと、83歳! 背筋はしゃんとして、おしゃべりも勢いよく、
とてもそんなご高齢に見えない。
「しばらく辞めてたんだけどね。ぶらぶらしてるんなら、またお座敷出てよって
女将さんに頼まれちゃって。」

「楽屋履き」をお買い上げくださいました。
畳表の台の裏に、分厚いフェルト地を何層にも張り合わせて縫い付けてあるもので、
室内専用に履く履物です。
役者さんや舞踊関係の人が、楽屋で履くいわば和装の上履き。

ちゃんとした畳表が付いているので、
お値段も3万円前後と、安いものではありません。
紅い無地の鼻緒がついていたのですが、お姐さんは紫のぼかしの鼻緒に
挿げ変えました。

「近頃入ってくる若い子は、芸事以前の常識知らないから、疲れちゃう。
お客さんのコップがカラになっても、灰皿が一杯になっても、ぼーっとしてるし、
おてもと、取ってちょうだいって言ったら、それなんですか?だって。」

お客さんも、お座敷遊びを知らない人が多いので、
「あ、ばばぁが入ってきた、とか言うのよ!」
それはないですね・・・

花柳界では、たしかな芸さえ持っていれば、いくつになってもお呼びがかかります。
お姐さんの同年代の地方さんも、まだ何人か頑張ってらっしゃるそうです。
でも、この年代の芸妓さんがいなくなったら、
キャバクラ感覚のお客さんばかりになったら、
いったい花柳界はどうなるんでしょう。
ちょっとばかり、心細くなりますね。

今日は、亡くなった母の誕生日。
生きていれば72歳です。
どうあれ、80過ぎても頼りにされるお姐さんは幸せだな、と思いました。
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by TomitaRie | 2011-05-18 15:13 | 浅草 | Comments(0)
新仲見世アーケード完成記念
アーケードがきれいになって、明るくなった新仲見世商店街。
今日は完成記念の「渡り初め」で、電気がすべて点灯され、アーケードの屋根が開きました。
先ほど、鳶の頭が木遣りを歌い、その後ろを商店街の役員さん達が行列で通りました。
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アーケードが開くと、ちょうどスカイツリーが見えます。
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そのすぐ後に、テレビ東京系の「和風総本家」という番組の撮影が、
うちの目の前の「舟和」さんで。
毎回登場する豆柴わんこが、風呂敷を首に巻いて、
舟和さんのウィンドウをのぞいている場面。
可愛かった~♪
でも動物の撮影はタイヘン! ワンシーン撮るのに、ずいぶん時間かかってました^^;
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by TomitaRie | 2011-05-16 11:28 | 浅草 | Comments(0)
本店でお待ちしてます♪
今まで浅草にいる時は支店におりましたが、わたくし、今月からは本店にて
皆さまをお待ちしてます!
同じ新仲見世通りで目と鼻の先、浅草公会堂の通りを一本超えただけですが、
雰囲気はだいぶ違います。
100年近く店を構えているからかな…店が広いというだけではないような。

GWなので、全国からお客様がやって来られます。
昨日の夕方は、新潟・燕三条から若い男性が、わざわざ雪駄をお求めに。
今日の朝は宮崎から帰省している、やはり若い男性の方が、
外国へのプレゼントで下駄を選んでくださいました。

先ほど、全国的にも有名でテレビにも度々出ている「駒形どぜう」のご主人が、
フランス在住の知人の女性をお連れくださいました。
パーティーなどでお着物を着る機会があるとのことで、銀ぼかしのお草履を。
リヨンにお住まいとのことで、「私の義妹家族がリヨンに住んでいますよ」と名前を言ったところ、
なんと!「会ったことありますよ」

世間は、いや世界は狭いなー!
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by TomitaRie | 2011-05-03 17:02 | 浅草 | Comments(0)