<   2011年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧
みんなのアート広場
先日のメールマガジンでご紹介した「みんなのアート広場」に行って参りました。
目黒駅から徒歩数分。着いてみたら意外や意外!
純和風建築の大きな御屋敷が会場でした。
立派な玄関を入ると、もうすでにすごい熱気! 来場者でいっぱいなのでした。
d0028327_16282725.jpg

d0028327_924717.jpg

広いお座敷には作家さん達のブースが出ていて、
他のいくつかのお部屋ではそれぞれ、ワークショップが行われています。
主宰者の花島さんに「よかったですね~」とご挨拶。
キモノモダンのゆきさんと一緒にパチリ。
d0028327_9210100.jpg

偶然、ヘアメイクの木村智華子さんにバッタリ!
お互い「ええ~っどうしてここに!?」
ちかさんがお仲間と吟行の会で福岡にいらしたのがご縁です。
久米島絣とイカット帯のコーディネイト。さ、さすがです!
d0028327_82794.jpg

私はこの後仕事があるので残念ながらワークショップの数々には参加できませんでしたが、
どれも楽しそうでした! こちらは花想容の中野さんの絞り染教室。
d0028327_945417.jpg

広いお庭では、津軽三味線やアコーディオンのミニライヴも開かれていました。
d0028327_974960.jpg

まだまだゆっくり楽しんでいきたかったけど、後ろ髪ひかれる思いで
会場を後にして仕事に向かう私でした。
[PR]
by TomitaRie | 2011-10-31 09:08 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
あらゆる舞台やテレビを支える「藤浪小道具」
「浅草槐の会」セミナーにて、「藤浪小道具」さんの見学会に参加しました。
日本の演劇界、テレビ界にとっては縁の下の力持ち、なくてはならない存在です。
d0028327_15365787.jpg

d0028327_15455157.jpg

舞台は歌舞伎はもちろん、商業演劇やオペラ・ミュージカルなど、
さまざまなジャンルで必要な小道具を、時代物から現代物まで手掛けています。
そしてなんとテレビの世界でも、全局の小道具部門を担当。時代物からドラマ・ニュース・
バラエティーまで、多岐にわたる場面で藤浪小道具さんは活躍しているのです。

浅草の繁華街からちょっと離れた浅草寺の北東に、江戸末期の芝居町、
猿若町という一画がありました。
「中村座」「市村座」「河原崎座」は「猿若三座」と呼ばれ、
この地で江戸歌舞伎の隆盛を誇ります。
現在は住宅地になっていて跡形もありませんが、「藤浪小道具」は
明治5年創業より、猿若町で演劇界を支え続けています。
d0028327_15423711.jpg


まずは御年80歳の湯川氏よりお話。
古代から平安、鎌倉時代、戦国時代、江戸時代まで、ものすごい種類の刀剣がずらり。
歌舞伎では、鞘のこしらえ、柄の色や素材で、身分や職業、性格まで
わかるように決められているのだとか。
この道半世紀以上の湯川さん、経験豊富なだけでなく、ひじょうに勉強熱心な方で、
自分の足で日本国中あちこち訪れていて、ものすごく深くて広い知識をお持ちです。
d0028327_15432639.jpg


次に、作業場を見せていただきました。
広いフロアに、塗師、木工、絵付け、竹細工など、さまざまな職人さんが
黙々と仕事をしていました。
小道具は、軽くて丈夫で、すぐに修理できることが重要。
役者さんの体格や、筋力(高齢の人には軽くないとだめ)に合わせて、
短期間で作ることが要求されるそうです。
20代位の若い職人さんが男女とも何人かいらして、次の世代を支えるべくがんばってました。
d0028327_1544422.jpg

d0028327_15442558.jpg


その後、見せていただいたのは、戦災にも残ったという地下1階、地上3階の蔵!
あたり一面、焼け野原になってしまった浅草ですが、この蔵だけが
ぽつんと残っていたのだとか。
重い扉の外には、桶に入った土が置かれています。
これは、火災が起こった際、扉を閉めて、目張りをする土なのです。
中に入ると、鎧や刀剣がずらーっと並んでいました。

セミナー終了後は、レストラン「にぃーど・だ・もーれ」にて懇親会。
素材の素晴らしさ、おいしさにびっくり。

老舗のうなぎ屋「初小川」の女将さんが締めていた、「中村座」を描いた帯。
あんまりステキなので撮らせてもらいました。
d0028327_15483995.jpg

[PR]
by TomitaRie | 2011-10-25 15:49 | 浅草 | Comments(0)
観音様、金龍の舞
毎月18日は、観音様のお功徳日。今日、10月18日は菊供養会です。
境内には菊の花がきれいに並べられ、法要も営まれます。
そして「金龍の舞」。昭和33年、本堂再建を記念して始まったそうです。
浅草寺の山号「金龍山」から名をとったこの舞は、
『浅草寺縁起』に、観音示現の時「寺辺に天空から金龍が舞い降り、
一夜にして千株の松林ができた(現世利益ともなる五穀豊穣の象徴)」と
あることから創作されたもの、とのこと。(浅草寺・公式ホームページより)

d0028327_17412422.jpg

d0028327_17414363.jpg

d0028327_17415899.jpg

d0028327_17421411.jpg
d0028327_17422894.jpg

d0028327_17424483.jpg


夕方、仲見世を通りかかったら、ちょうど出合いました。
このブログを読んでくださった皆さんにも、観音様のご加護がありますように!
[PR]
by TomitaRie | 2011-10-18 17:42 | 浅草 | Comments(0)
テレビ東京の番組
今日から始まったテレ東の「どうぶつ冒険バラエティ ワンダ!」の
「警察犬はどんな状況でも犯人を追えるのか?」というコーナーで
新仲見世商店街が舞台になりました。
芸能人5名が逃走し、新仲見世商店街の店にそれぞれ隠れ、
優れた嗅覚の警察犬が制限時間1時間で見つけるという実験。

辻屋本店に来たのは、響の長友さん。
スニーカーを草履に履き替え足のにおいを消し、
そのスニーカーを店頭に陳列するという作戦。

しかし警察犬はすごい!
真向かいの舟和さんに逃げ込んで芋ようかんを食べていた長友さんを見事発見!
ちなみに「彼」は警察犬歴8年でひったくり事件などの捜査に出動するベテラン。

長友さんに対応したのは、うちの若手職人・小林くん。
d0028327_23405468.jpg

d0028327_2341121.jpg

賢いワンちゃんが探しにきたとき、ちょうど父がお蕎麦屋さんから帰ってきたらしい。
d0028327_23415271.jpg

[PR]
by TomitaRie | 2011-10-14 23:42 | 浅草 | Comments(0)
女子神社ツアー、秩父へ
秋の連休の1日、友人が主宰している神社好き女子の集まる「神楽女会」でツアーに
参加しました。目的地は秩父。池袋から西武特急で約1時間半。
すっきり気持ちいい快晴、集まった女子6名で秩父駅に集合、
まずは駅から徒歩5分程の慈眼寺へ。
秩父札所13番寺の眼病治癒にご利益があるとして名高い古刹です。
d0028327_1221260.jpg

d0028327_1223917.jpg

ご朱印をお願いしている間、めぐすりの木のお茶をいただき、義母のお土産に購入。
本堂に向かって右手に輪蔵形式の経庫があって、礼拝しながら回転すると、
一切経を読誦したご功徳があるといわれ、みんなで綱を持って回転させていただきました。
d0028327_123737.jpg


秩父神社に向かう道沿いは古い商家の建物が残り趣のあるたたずまい。
d0028327_1235368.jpg

d0028327_1241112.jpg

d0028327_1242781.jpg


が、今はあちこちで萌系のポスターやグッズを目にします。
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」というアニメ。
参加者の一人Yさんが知っていたのですが、
秩父が舞台設定のモデルとなっているらしく、かなりディープなストーリーとのこと。
最近、時々話題になる萌え神社に影響されて、アニメで町おこしをしているのでしょうか。

さていよいよ、秩父神社です。
宝登山神社・三峯神社と合わせて秩父三社といわれ、知知夫国一の宮です。
社殿は、天正20年(1592年)に徳川家康公が寄進されたもので、
江戸時代初期の建築様式をよく留めていることから、埼玉県の有形文化財に指定されています。
社殿を彩る彫刻は、ほんとうに見事でした。
d0028327_1254399.jpg

d0028327_126454.jpg

d0028327_1261998.jpg

東側の「つなぎの龍」。神社の東北(表鬼門)を守護する青龍。名工左甚五郎作。
d0028327_1285889.jpg

北側の「北辰の梟」。学業の神様として知られる、北辰の梟。
頭を180度回転して北極星(信仰の中心である妙見様)を見ています。
d0028327_1293262.jpg

西側の「お元気三猿」。日光東照宮とは逆で
「よく見て、よく聞いて、よく話して」元気になろう。
d0028327_12101719.jpg

南側:「子育ての虎」。寅の年、寅の日、寅の刻生まれの徳川家康公の
威厳とご祭神を守護する神使。名工左甚五郎の彫刻。
d0028327_1211026.jpg

乳銀杏
昭和8年に秩父宮様・妃殿下がお手植えになられた銀杏。
乳房のような形でこの銀杏を触ると、女性の病気が治るそうです。
d0028327_1211477.jpg


秩父神社のご神体山「武甲山」を水源とする伏流水が流れる小川に、
おみくじをひたすと文字が現れる水占(みずうら)。私は「末吉」でした。
d0028327_12125358.jpg


ちょうど社殿では結婚式を挙げていました。
白無垢の花嫁さん、やっぱりいいですね~!
d0028327_12134183.jpg


ちょっと早い七五三も。今時めずらしく、ちゃんと日本髪を結ってました!
衣装はお母さまも七五三で着たものとか。可愛かったです。
d0028327_12142178.jpg


ランチはお蕎麦。お腹すいていた私は、野菜天ぷらととろろご飯のセット。
B級グルメに参加したという味噌ポテトをみんなでシェア。
d0028327_12151073.jpg

d0028327_12153242.jpg


最後に、「秩父今宮神社」。
水を司どり「生命のおおもと」を守るとされる神仏習合の八大龍王神、
「修験道」の開祖とも言われる秩父霊場開祖役行者(えんのぎょうじゃ)、
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)、
須佐之男命(すさのおのみこと)、宮中八神等を祀る神社。
d0028327_12162573.jpg

d0028327_12175877.jpg

武甲山伏流水(霊水)があります。
推定樹齢千年以上、樹周約9mの大欅「龍神木」(駒つなぎの欅)(天然記念物)。
d0028327_12165268.jpg

なんだかとても「気」を感じる神社でした。
後で調べてみたら秩父エリアの中で風水の力が最強の地といわれるそうです。
パワーをいただいてきた気がします^^
[PR]
by TomitaRie | 2011-10-09 12:18 | | Comments(0)
必殺仕事人「組紐屋の竜」の雪駄
浅草の店には、時々、映画やお芝居、テレビドラマで役者さんが衣装に履く
履物を探しに来ることがあります。
スタイリストさんや衣装さんだと、まだ知識はあるのですが、
中にはまったく和装履物のことを知らず、下駄と草履の違いもわからない人も
少なくありません。
でも監督や美術さん、もしくは役者さん自身のイメージがあって、
担当の人といっしょに頭を抱えることも…。

以前、LUNA SEAが香港で記者会見をする時に、
メンバーの1人が、すごく背の高い雪駄が欲しいという希望で、
踵を10個位重ねてくっつけたのを見せたら「こりゃヘンだ」ということで、
結局は黒塗千両下駄を買っていった、なんて話とか。

昨日の閉店間際にやってきた男性。
入ってきた時から何か思いつめた表情で、
「これと同じようなものをください」と、見せられたのが
けっこう上等な南部表の雪駄。
5万円以上する南部表と、2万円代位の野崎表の両方をお見せし、
鼻緒は…?と聞くと、紐をつけるというのです。

よくよく聞いてみると実用ではなく衣装。
なんと、「必殺仕事人シリーズ」の「組紐屋の竜」が履く雪駄なんだとか。
近々、組紐屋の竜のパチンコ台が発売されるにあたって、
発表の席で京本政樹さんが履くのだそうです。
「この組紐を鼻緒にしろって言われているんですけど、
履物屋さんあちこち行って頼んでみたけど、どこも断られてしまって。
もう自分でやるしかないと思っているんです」と、その男性。

雪駄の鼻緒を付けるのには、かなり技術が必要だし、
ましてや、組紐を付けて、履けるようにするなんて!

うちの若手職人・小林君が「どこの店で断られたんですか?」
と聞くと、「ネットでしらべて片っぱしから回ったんですけど全部断られました。」
それを聞いた小林君、俄然やる気になったみたいで、「じゃあ、僕がやります!」
すでに閉店時間を過ぎていたし、ただの組紐を雪駄に挿げるのに、
どれくらい時間がかかるのか…。

組紐をいじりながら、あれこれ考えているうち「あ、こうやればいいんだ」と
ひらめいたようで、30分程で、組紐雪駄がついに出来上りました!
男性が大喜びで帰ったのは、言うまでもありません。
d0028327_1555928.jpg

d0028327_1564216.jpg

[PR]
by TomitaRie | 2011-10-05 15:06 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(2)
第七回あさくさ和装塾
10月1日(土)浅草公会堂にて「第七回あさくさ和装塾」を開催しました。
3月に再開予定でしたが大震災により中止、久々の開催なので、
参加者が集まるかなーと不安もありましたが、お陰さまで大盛況でした。

まずは辻屋本店より、私が四代目に就任した旨をご報告、
d0028327_1048792.jpg

続いて妹の辻正恵から、本店一店舗に集約し、新制・辻屋本店になったこと、
d0028327_10484484.jpg

最後に三代目・辻毅政が、今回は履物の話はしないけれども、
いつでもご相談くださいと、皆さんにご挨拶させていただきました。
d0028327_10504069.jpg

ビデオ係は小林君。
d0028327_1053710.jpg


そして、いよいよ宗山流家元・胡蝶さんの登場!
今回は「歌舞伎や芝居に見る江戸の粋」がテーマ。
d0028327_1055263.jpg

「粋」について話すのはひじょうに難しい。
それは江戸時代、武士に対する庶民のやせ我慢、心意気といった
精神的なものから生まれた価値観だから…
胡蝶さんの広く深い知識、惹きこまれるような話術で、
会場の皆さんは夢中。一生懸命メモをとる人も。

休憩をはさんで後半は、具体的に粋な装いについて。
浅葱色は色が濃いほど野暮、薄いほど粋とされたこと。
d0028327_112594.jpg

江戸の庶民は、着物の下に襦袢替わりに浴衣を着たそうです。
それを「下馬」というのですが、宗山流の加藤社長にも登場いただき、
実際に着てもらいました。
d0028327_11304829.jpg

やはり粋な着物の例として「荒磯」という柄。
d0028327_1131465.jpg

「粋な着こなし」を人工的(笑)にしたいなら、こんな帯があります。
d0028327_11341442.jpg

d0028327_11342877.jpg

宗山流の粋な男たち。
d0028327_11352563.jpg

今回アシスタントをしてくれた要ちゃん、胡蝶さんと私。
d0028327_11363265.jpg

最後は恒例の記念撮影。
d0028327_1137738.jpg

いつも参加してくださる、おしゃれなTご夫妻。
この日はなんと、裾除けがおそろいの迷彩柄!
d0028327_11382056.jpg

d0028327_11383952.jpg

いったん解散、その後「旨いものの部」は串焼きと釜飯の「麻鳥」さん。
どれも素材が良いし、ボリュームもあって、皆さん大満足でした。
d0028327_11401960.jpg

この日、胡蝶さんが挿していた簪は、玉も飾りもついていない、
蛙股と呼ぶ銀のシンプルなもの。
粋な芸者はこれを挿していたんだそうです。
そして旦那が付くと、簪に飾りを付けたんだそうな。
d0028327_1146047.jpg

[PR]
by TomitaRie | 2011-10-03 11:46 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)