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四万六千日 ほおずき市
7月9日、10日は浅草の「四万六千日ほおずき市」でした。
観音信仰には、功徳日というものがあって、その日に参拝すると百日分とか千日分の
功徳があることになっています。
四万六千日は、その中でも大サービスデーというわけです。

いつもならまだ梅雨明け前で、蒸し暑いとはいえ、今年の暑さは尋常ではなかった!
9日の昼間は参詣客も少なく、夕方になってようやく賑やかになってきました。
私も店を閉めてから、近所の友人たちとお参りに。
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裸電球に照らされる、橙色と緑のほおずき。
チリンチリンと鳴る風鈴の音色。
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帰り際に吾妻橋を渡って、アサヒビールの中の「サロン月灯り」で、冷たいビール。
ここのカウンターに座ると窓からビルに映るスカイツリーを眺めるという特典があるのです^^
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翌日は、友人夫婦がお参りに来たので、その後お食事をご一緒しました。
以前から行ってみたかった西浅草の「468」(ヨーロッパ)。
おもしろい名前ですが、京風のお料理と押し鮨が絶品です。
なかなか予約がとれないお店なので、この日はラッキーでした。
夏の味覚、鱧などをいただき、疲れもふっとんだ気分♪
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浅草で商売していると、祭事や催し物に友人知人が遊びに来てくれるのが、嬉しいところです。
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by TomitaRie | 2013-07-11 11:52 | 浅草 | Comments(0)
「江戸着物ファッションショー」
七夕の日、アサヒビールのアサヒアートスクエアで、「江戸着物ファッションショー」というイベントが開催されました。
江戸徳川の各時代の着物を、その時代に着ていたように、実際にモデルさんが着るという斬新な企画です。
着物好きライターの西端真矢さんは、「江戸の女性たちが持っていた自由な発想、自由な色使いに触れて、
もっとみんなが着物を好きになって欲しい」という熱い思いで、この企画を発案、プロデュースされました。
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レクチャーは服飾史の第一人者・道明三保子教授。上野の老舗組紐店「道明」の当主夫人でもあります。
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道明先生がスクリーンに映した写真を見せながら、着物の変遷を説明し、
次々に衣装を着たモデルさんたちが現れます。
東福門院和子が寛文4年(1664)に京の呉服商、雁金屋に注文した小袖を、
残された雛形本から復元した寛文小袖など、貴重な着物を目の前に、観客席からも感嘆の声があがりました。
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今回、モデルさんで協力してくださったのは、和髪研究会の皆さん。
いつもは自分で日本髪を結って着物を楽しんでいる女性たちですが、
このイベントのために各時代の髪型をそれぞれ研究し、
工夫を重ねて、難しい髪型もこなせるようになったのだとか。
本当にすごいです!
代表の島田さんです。
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着物の着装は、着付け学校「装道」先生方と生徒さん達。
装道には時代着物専門のコースがあるのです。これもすごい。

そして、履物は辻屋が協力させていただきました。
中流の町人の奥さんが着る<縞文様小袖+繻子帯>には黒塗りの駒下駄。
茶屋の娘さんが着る<黄八丈風小袖+前掛け>には差し歯下駄。
富裕層の町人の奥さんが着る<墨黒裾文様+総鹿の子>には重ね草履。
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私も舞台袖から見ておりましたが、立ち見が出るほどの大盛況でした。
ショー開始前の楽屋裏はこんな感じ^^
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西端さんから、このイベントについて相談されたのは、わずか2か月ほど前のことでした。
その時はまだ決まっていないことばかりでしたが、
彼女の情熱に「何か役に立ってあげたい」と思ったのでした。
いちばん困っているのがヘアスタイルだと聞いて、
「そういえば、日本髪を自分で結っている人たちがいるなー」と思い出し、
そのうちのメンバーに知人がいたので連絡をとったところ、
喜んで協力してくださることになったのでした。

これほどのイベントを大成功させた西端さんのガッツには、私自身とても刺激になりましたし、
損得抜きで、何かをやり遂げ、そこにいろんな人たちが協力するのを見て、
大事なのはお金だけじゃない、楽しさ、喜びってこういうものだよなーと心から感じたしだいです。
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道明先生とのご縁ができたことも、西端さんに感謝です。
着物の知識の深さはもちろんのこと、気持ちの温かい方でした。
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by TomitaRie | 2013-07-09 18:03 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(25)
鬼怒川温泉
「あさくさ和装塾<福岡編>」が無事終わり、翌日1泊で鬼怒川温泉に泊まりに行きました。
東武電車の特急で直通。
日帰りは時間的に無理ですが、泊まっても翌日のお昼には浅草に戻って来れます。
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鬼怒川温泉駅。日曜日の午後なのに、静かです。
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どうやら‘鬼’がキャラクターみたい。
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ホテルに荷物を置いて、近所をお散歩。
川が流れ緑豊かな、いい所です。
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両岸に川にギリギリ迫って建っている旅館やホテルがいかにも昭和の建築で、残念な感じ。
今だったらもうちょっと自然を生かしたデザインにするだろうに。

昭和20年代、鬼怒川温泉で「履物見本市」が開かれ、
それはそれは賑わったそうです。
最盛期には「鬼怒川温泉は、栃木の履物見本市がきて春が来る」とまでいわれ、
招待客を乗せた東武電車が駅に到着するたびに打ち上げ花火があがり、
夏には履物組合で揃いの浴衣を新調し、思川に屋形船を浮かべて鮎狩りを楽しんだのだとか。

私の父や、いちばん古い番頭さんも、栃木の下駄は記憶ないみたいなので、
おそらく戦前の話なのでしょう。今はその面影はありません。
町を散歩した際、みつけた小さな下駄屋さんのウィンドウには、長靴が並んでいました。
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駅からバスで予約したホテルまで向かう途中、廃業したホテルや旅館が並んでいました。
昔ながらの団体客が減り、経営が厳しくなったのでしょう。
私たちが泊まったのは、家族連れに人気の食べ放題バイキングが評判のホテル。
時代の流れを感じざるを得ません。
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by TomitaRie | 2013-07-02 15:38 | | Comments(0)
お富士さんの植木市
富士山は、日本人にとって古代から特別な信仰の対象でした。
先日ついに、世界遺産に登録され、大きなニュースになりましたね。

7月1日は、富士山の山開き。

江戸時代、富士山へ参拝に行くのは、庶民の夢でしたが、
当時はそう簡単ではありませんから、
富士山崇敬を目的とした「富士講」が結成され、
全国各地に浅間神社の勧請が行われ、
山開きの日には、庶民がこぞって、浅間神社に参詣しました。
浅草の富士浅間神社もその一つ。
私の母校は、神社の目の前にある富士小学校です^^

植木市は神社の周辺一帯に、植木屋さんや屋台が並び、
子どもの頃は楽しみにしていたお祭りでした。
ふだん通学している路や、おつかいに行く八百屋さんの前、
缶蹴りで隠れる公園などには、びっしり植木屋さんが並び、
見慣れた町が、まるで森になってしまったかのような風景の変化に、
子どもだった私たちはすごくワクワクして、
学校帰りに屋台でアンズ飴など買っていたものでした。

昨日、店を閉めてから久々に足を運んでびっくり。
昔の10分の1ほどの範囲にしか店が並んでおらず、
まったく寂しくなってしまったのです。

何年か前に、山開きの日程と関係なく、植木市を近い土日に変えた頃から、
植木屋さんがどんどん減っていったらしい。
聞くところによれば、警察の道路規制の都合だとか・・・。
こうやって町も文化も歴史も、変えられていくのでしょうか。
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浅間神社では、「麦藁蛇」というお守りがあります。
駒込の百姓喜八という人が夢告により、疫病除け、水あたりよけの
免府としてひろめたのがはじまりとのこと。
蛇は古来から水神である龍の使いで、水による疫病や水害などの災難から守ってくれるのだそうです。
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さて本日、7月1日。
今年初めての浴衣です。
帯留は、以前ワークショップをお願いしたYumi先生のウッドビーズ。
そして足元は黒塗りの高右近下駄。
浴衣や着物に合わせやすい縞の鼻緒です。
足袋付きはちょっと野暮ですが、足の冷えは体に悪いので^^;
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by TomitaRie | 2013-07-01 15:04 | 東京したまち | Comments(0)