<   2014年 09月 ( 5 )   > この月の画像一覧
和ンタメ第四弾は<講談>!
「あさくさ和装塾~that's 和ンターテインメント!」第四弾は<講談>をご紹介します。
落語と講談の違いって、わかりますか?
「ご隠居こんちは~」「おや、熊さんじゃないかい」…落語は会話で成り立つ芸。
対して講談の場合は話を読む芸。
落語の演目が「出し物」と呼ばれるのに対して、講談は「読み物」と呼ばれます。
講談師は独特のテンポとリズムで、張り扇で釈台(しゃくだい)をパパン!と打ちながら、
観客を物語に引き込んでいきます。

d0028327_15162743.jpg



「あさくさ和装塾」では第一弾で<浪曲>をお届けしましたが、
では<浪曲><落語><講談>の中でいちばん歴史が古いのはどれでしょう?

答えは<講談>です。講談の基になったのは、戦国時代に御伽衆が大名の前で、
戦(いくさ)に注釈をつけて語るものだったといわれます。
さらに江戸時代に入ると大道芸の一種として街中の辻(角)で演じられ、
辻講釈と呼ばれます。
この辻講釈が現在の講談の原型とされています。
講釈での人気演目が歌舞伎や人形浄瑠璃になることもありました。

江戸末期から明治時代にかけて、講談は全盛期を迎え、
講談の内容を記載した「講談本」が人気を呼びます
(たとえば講談社はその名のとおり講談本を出版していた)。


講談の題材は軍記物や歴史物。もちろんエンターテインメントですから、
おもしろく脚色してあります。
テレビドラマでおなじみ水戸黄門は、江戸時代に「黄門漫遊記」のタイトルが
講談で扱われたのが人気のきっかけ。
実際に黄門様はめったに旅行などしなかったそうですから、「講釈師、見てきたような嘘をつき」とはよく言ったものです。
忠臣蔵の「赤穂義士伝」、「真田軍記」、「太閤一代記」なども講談ネタです。
歴史好きだったら、きっとはまるはずなんです。

第十八回 あさくさ和装塾
『That’s 和ンターテインメント!~芸人さんに聴いてみよう~』



第四弾「講談師は究極のラッパーか!?」
◎日 時  平成26年10月11日(土) 15時~受付
15:30~17:30
◎場 所  浅草西会館(東京都台東区浅草1丁目16-8)
◎定員   30名
◎参加費   3,500円

お問い合せは、下駄屋.jp 富田里枝まで
webmaster@tsujiya.jp (tel/03-3844-1321)

詳しくは以下のページでご覧ください。
http://getaya.jp/eventguide/wasoujuku201410/
[PR]
by TomitaRie | 2014-09-13 15:16 | 伝統芸能 | Comments(0)
『七緒vol39』に掲載中!
4月に「あさくさ和装塾~that's 和ンターテインメント」第一弾のゲストでお越しいただいた
浪曲師の玉川奈々福さんが、『七緒vol39』で紹介されています。
d0028327_1346216.jpg

うちの履物もまた数点、紹介していただいてま~す!
d0028327_13483159.jpg

[PR]
by TomitaRie | 2014-09-13 13:44 | 伝統芸能 | Comments(0)
運気UPの下駄!?
浅草で人力車夫をやっているYくんは役者さんで、
辻屋の下駄を買ってくれていらい、次々と仲間を連れてきてくれます。
d0028327_13405739.jpg


そのうちの一人(写真真ん中)は、うちの下駄を買っていらい、
仕事が次々舞い込んできたそうです!

きのうも役者仲間を引き連れてご来店、またひとりご購入。
みんななぜか、細角の駒下駄をセレクト。
鼻緒はそれぞれ好きな鼻緒で。
さすが役者さんたちだけあって、おしゃれに下駄を履いてくれてうれしいです^^

d0028327_1340216.jpg

[PR]
by TomitaRie | 2014-09-13 13:40 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
向島百花園 虫ききの会
8月の最終週に、仲間が集まり向島百花園の虫ききの会へ。
一昨年、自宅を引越していらい、恒例になっています。

店を出るのが遅くなり、放虫会には間に合いませんでしたが、
あたりが薄暗くなってくるとともに虫の声がだんだん大きくなっていきます。
そして、昼間は賑やかだった蝉の声がふっと止み、いつのまにか
スズムシやマツムシの声があちらこちらから聞こえてくるのです。

d0028327_13264773.jpg

d0028327_1329274.jpg


秋の草花と夕風に虫の声、情緒たっぷりでした。
d0028327_1330824.jpg

d0028327_13302478.jpg

d0028327_13303999.jpg


宴会は鐘ヶ淵の大衆酒場。
まるで映画のセットのようなたたずまいのお店です。
このあたり、いい雰囲気の居酒屋や大衆酒場がまだ残っている地域なのですが、
近々道路拡張の予定があるそうで、貴重なお店も風前の灯だとか。
残念なことです。
d0028327_13322385.jpg

d0028327_13324830.jpg

[PR]
by TomitaRie | 2014-09-13 13:27 | 東京したまち | Comments(0)
コピペ文化
毎年11月3日に浅草で開催される「東京時代祭」は資金難のため今年の開催中止が決まったそうです。
観音様のご示現から太田道灌、徳川家康、大名行列、大岡越前守と江戸町火消、文明開化など、現代までの東京の歴史を再現する、華やかな時代絵巻行列。
言うまでもなく、京都の時代祭に対抗して始まった行事です。25年続き中止になったのは初めて。

8月23日にはご存知「浅草サンバカーニバル」がありましたが、こちらはなんと33年続いています。
始まったのは私が高校生の頃で、当時は今のように本格的ではなくもっと小じんまりしていたような記憶があります。

週刊誌の連載で、酒井順子さんの「祭もコピペ」というエッセイを読みました。
<阿波踊り>や<よさこい>など、地方の祭りを「コピペ」した祭りは、東京ではめずらしくなく、ついには近所で<おわら風の盆>までコピペされていた、という話。

「東京とは、そういった臆面の無い雑食っぷりで強くなった街なのでしょう。……地方からそして海外から、いろいろなものを自分のところに持ってきて、ケロッとしている。さらには、『地域を活性化したいけれど、お祭やイベントをゼロから考えるのは面倒だし。そうだ、すでに流行っている祭のコンテンツをいただこう!』とあっさりコピペ。」(本文より抜粋)

浅草の時代祭もサンバも、まさにそれ。
良いとか悪いとか、そういうことではなくて、たしかに臆面ないよねーと深く頷いてしまいました。

先日の辻屋本店主催「あさくさ和装塾」では、大正時代のエンタメ、ボードビルと大正演歌をご紹介しました。
大正デモクラシーの時代から昭和初期にかけて、浅草の興行街は黄金期であり、浅草オペラやレビュー、関東大震災後にはボードビルや映画など、外国からの文化が花開いた浅草は最先端の街でした。
日本人は昔からコピペしていたのですね(笑)。

コピペしたものが独自の発展をして、その土地特有のものになっていくものもあります。<よさこい>や<浅草サンバカーニバル>はそうやって続いているのでしょう。
でもそれはうまくいった例であり、たとえば外国の街並みを真似したテーマパーク、明暗は分かれていますね。

インターネットが発達した今、どこかのコンテンツを持ってくるだけのコピペよりも、自分たちの地域や町が元々持っている特徴や魅力に地元の人たちが気づいて発信していく流れになってきたと思います。あの「あまちゃん」がそうだと思いますし、今後ますますそうなっていくのでしょう。

さて浅草はどうなるのか。

この町の良さは?オリジナルはなんだろう?
お陰さまで今は1年中、観光客で賑わっていますが、ここでちゃんと考えないと、どこかでしっぺ返しがくるのではないか、そう思っています。



写真は先日観に行った「浅草ニューオリンズジャズフェスティバル」これも28回続いているそうです。
d0028327_16594811.jpg

[PR]
by TomitaRie | 2014-09-01 17:00 | 浅草 | Comments(0)