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とにかく今、玉川奈々福を観ておいたほうがいい!
浪曲界の今を引っ張る若手の1人、浪曲師 玉川奈々福さん。
辻屋のウェブサイト「和装人インタビュー」でもご紹介しましたし、2014年4月に「あさくさ和装塾 『That's 和ンタテインメント!』の第1回浪曲編<唸りはシャウト!浪曲はロックだ!>にも出演していただいたので、こちらのブログでも度々紹介しています。
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奈々福さんは今年、隔月5回シリーズで「浪曲破天荒列伝」という会を開いています。
私は第1回目から先週の第4回目まですべて観てきました。
「経済主義とか効率主義とは関係なく、勝手気ままに自由に生きている浪曲の中の“尊い愚か者”の話」と奈々福さんは語っています。


さて奈々福さんの浪曲について。
役者、画家、作曲家、演奏者、小説家、落語家…どんな表現者にも、上り調子もあれば、停滞期もあるのだと思います。
「この人のこの時期の作品が素晴らしい」という評価は、受け取る側もひとそれぞれ違うでしょうけれど、みんなが認める代表作ってありますよね。

奈々福さんの代表作がどれなのか、私にはわかりませんが、とにかく今、絶対に聴いておいたほうがいいと思います。
私が初めて奈々福さんの浪曲に出会ったのは約7年前、浅草・木馬亭で現代美術作家・深堀隆介氏とのコラボ企画を開催していた時、 自作の『金魚夢幻』を聴いたのがはじまり。
その時も衝撃を受けましたが、それからどんどん芸を磨き腕を上げ、今回の「浪曲破天荒列伝」では回を追うごとに、声が、なんというか光を放っているよう。
第4回目の左甚五郎の「掛川宿」では、第一声でゾクゾクっと鳥肌がたちました。

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最終回は12月3日(木)「赤穂義士伝」より「俵星玄蕃」
曲師はもちろん、沢村豊子師匠です。
ゲストは春風亭昇太師匠。

毎回ゲストが登場しますが、先日は橘流寄席文字、江戸文字書家の橘右之吉師匠でした。
芸人さんたちとの交流も深い右之吉師匠(実は辻屋・新店舗の看板の文字を書いていただいてます)、志ん朝や談志など名人達の思い出話や、子どもの頃の浅草の話など、たいへんおもしろかったです!



「浪曲破天荒列伝第五回」
 12月3日(木)
「赤穂義士伝」より、鷹は飢えても稲穂はつまぬ。鬱屈を抱えつつ義士に寄り添う俵星玄蕃(演題「俵星玄蕃」)
浪曲:東家一太郎「安兵衛婿入り」(曲師:東家美)
ゲスト:春風亭昇太(もしかして、浪曲ううううう???)
浪曲:玉川奈々福「赤穂義士伝」より「俵星玄蕃」(曲師:沢村豊子)
18:30開場 19:00開演@木馬亭
木戸銭 全席自由:予約3000円 当日3500円
予約問合せ:プロジェクト福太郎 tamamiho55@yahoo.co.jp
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by TomitaRie | 2015-10-26 16:18 | 伝統芸能 | Comments(0)
「 LINK OF LIFE さわる。ふれる。美の大実験室 展」
銀座 資生堂ギャラリーで開催されている「 LINK OF LIFE さわる。ふれる。美の大実験室 展」の作品に、辻屋の鼻緒を提供させていただきました。

この展示は、クリエイティブ・ディレクターの藤原大氏と研究員たちが、サイエンスとエンジニアリング、アートとデザインのリンクをテーマに、科学者、デザイナー、アーティスト、企業などさまざまな知や個性が出会い、つながる「実験室」を展開しています。
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そのうちの一つ「橋下駄」というインスタレーションがそれ、
水野学園と東京大学 生産技術研究所 木質構造学 腰原研究室のコラボ作品です。
山口県岩国市の錦川にかかる木造のアーチ橋、錦帯橋の橋板だった木材を利用しています。
説明には「‘木肌’という言葉が示すように木には人と同様に外皮などの肌があるが、橋板の木肌は50年をかけて磨かれゴツゴツからツルツルへと変貌する。長きにわたり無数の人たちが踏みしめた木材に裸足が触れるとき、下駄は錦帯橋が経た時間にふれる装置になる。」とあります。
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その他の作品も大変おもしろかった。

「ガム茶道」
ガムにつけた香りを楽しみ、記憶に触れる。ガムを丁寧にとりあつかいながら形や色を眺め、香りを嗅ぎ、噛むというもの。
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「ゴルコンダ・ドレッシング」
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「ランゲージ」
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まだまだあります。
自分自身の五感をリンクさせるアートです。


「 LINK OF LIFE さわる。ふれる。美の大実験室 展」
http://www.shiseidogroup.jp/link/
会期:2015年10月23日(金)〜28日(水)
会場:資生堂銀座ビル 1F - 3F(東京都中央区銀座7-5-5)
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by TomitaRie | 2015-10-25 14:59 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
「江戸を感じる!湯島、上野プラン」
実は旅が好きですが、年中無休の店をやっていると、なかなか連休をとれません。
だからたまに、旅気分になる一日をつくることにしました。
先週のオフは「江戸を感じる!湯島、上野プラン」。
いつも行くような場所ですが、気分しだいですよね…!

まずは湯島の旧岩崎邸庭園を散策、と考えていたのですが肌寒い雨降りだったので中止、
本郷の蕎麦屋からスタート。暖かい牡蠣蕎麦をいただきました。
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この日、鈴本演芸場のトリは川柳川柳。
私は初めて観たのですが、軍歌やジャズを取り入れた漫談、通称「ガーコン」が持ち芸。
名人、6代目三遊亭圓生の弟子だったがのちに破門。
酒癖が悪いので有名らしい。

でも84才にしてすごいパワー!
「いいもの観せてもらった」と思いました。
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不忍池沿いに根津を抜けて、最近話題の「上野桜木あたり」へ。
昭和の木造家屋が何軒かリノベーションされていて、
オリーブオイルのお店やビアパブ、ギャラリーなどが入っています。
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十数年前、根津に住んでいたので谷根千はなじみがあり、
「ここはまだあるね」「新しいお店ができたね」など言いながら、
谷中墓地を通り日暮里へ。
評判の良い「豊島屋」に入ってみましたが、正統派の渋い飲み屋。かなり満足。
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by TomitaRie | 2015-10-24 15:56 | 東京したまち | Comments(0)
銀座一丁目界隈と万年青
イベントで知り合った日本刺繍作家、田中京子さんの個展へ。
銀座一丁目界隈は、古い建物がまだけっこう残っているんですね。
田中さんの個展もそんなビルの1室。

調べてみるとこの奥野ビル、1932年築の本館と1934年築の新館が左右対称に並ぶ6階建て。
同潤会アパート建築部に所蔵していた川元氏の設計。
かつては旧銀座アパートメントと呼ばれ、銀座界隈でも屈指の高級アパートだったということです。
現在は20店のギャラリーが入っているらしい。
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そこから昭和通りを越えて、新聞に記事が出ていて行ってみたかった「森岡書店」へ。
週替わりでたった一冊だけ売るという本屋さんです。
一冊の本にまつわる展示やトークイベントなど行っています。
この日は『二十四の瞳』の作者、壺井 栄の本でした。
このあたりも小さなギャラリーが点在していたり、
立ち飲みのおしゃれなBarやカジュアルなワインの店など、
銀座といっても庶民的なお店が少なくない。
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さらにぶらぶら歩いて、八重洲地下街で行われたイベント
「江戸を支えた!? 万年青(おもと)の話と植え付け体験」へ。
東京駅に近づくときらびやかな新しいビルばかりになり、
街はまったく違う顔になります。
東京ってやっぱりおもしろいなぁ。

さて万年青。昔自宅にもあったし、お富士さんの植木市で見るけど、
そんなに種類があって愛好家がいるとは知らなかった!
家康が好み、江戸城本丸に入城の際に携えたといわれます。

解説は万年青の専門店、宝生園の水野さん。
現在は名古屋ですが、当初は駒込にあったそうです。
江戸の園芸というのは世界トップレベルだったそうで、
時代によって流行する植物は変わるのですが、
朝顔に並び万年青も人気があったのです。

参加者はそれぞれ自分で植え付けした万年青を持ち帰りました。
植物を育てるのが得意でない私、このかわいい万年青は大切に育てます!
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by TomitaRie | 2015-10-10 15:39 | | Comments(0)
香港のメディアで紹介されてるらしい!
最近、香港からのお客さまが下駄を買ってくださることが多いのですが、
先日ご夫婦でみえた方からお聞きしたところ、どうやら香港のテレビ番組に辻屋本店が出たらしい。

先ほども、香港から遊びに来たという男性のお客さまに聞いたところ
「その番組、見ました」というのです(カタコト英語での会話)。
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もしかして…と思って6月頃、とっても可愛い女の子が下駄を選んでいるようすを
何台ものカメラで撮影していた時の写真を見せたら、
「あ、この子だよ!Helen To 杜如風って有名な映画スターで、靴を1000足持っているんだ」
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https://www.facebook.com/toyufung

香港で出版されている日本のガイドブックにも載せていただいているし(これもお客さまの情報)、
知らないうちに外国のメディアで紹介されていることって、あるんですねぇ。
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by TomitaRie | 2015-10-07 17:45 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)