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いよいよグローバルな下駄屋に!?
昨年末、NHK-WORLD JAPANに取材され、「TOKYO FASHION EXPRESS」という番組に紹介されたようです。
されたようです、というのは海外向けの放送だったので、実際見ていないんです。
送られてきた企画書には、
「日本が世界に誇るファッションの最新技術や伝統技術などを通して、日本のリアルな服飾文化を海外へ発信するため 2008 年より放送を開始。
NY・パリ・ミラノ・アジアなど、世界のファッション情報も紹介し、様々な国の方にも楽しめるグローバルな番組内容」
とありました。
30分の放送枠の中の5分のコーナーで辻屋本店の特集を組んだ、と担当者から聞いています。



レポーターが取材しているところ
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で、なんと半年前に放送されたその番組を見たというアメリカ人の母娘がご来店!
下駄をご購入くださいました。
NHKだから店名や住所ははっきりわからなくて、いろいろ調べてようやく探したわ!
(私のお粗末なヒアリングなので正確でないかもしれませんが、たぶん)とおっしゃってました。
半年も前に観た番組を覚えていて、わざわざ探して来てくれたなんて、びっくりしたし、本当に嬉しい!
そして、すごい時代になったなぁと、あらためて。

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# by TomitaRie | 2019-08-20 14:31 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
浪曲の魅力を広めたい!
浅草で商売している店が集まる「浅草槐の会」では時々会員向けセミナーを開催するのですが、
今回は浪曲を聴こう!というテーマで、浪曲師 玉川奈々福さんと曲師 沢村豊子さんをゲストにお招きしました。
浅草には日本で唯一の浪曲の定席、木馬亭があり、浪曲協会もあるのですが、
最近は地元の人も浪曲を聴くことがあまりないのです。

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奈々福さんは、私が十数年前から応援していて、辻屋本店主催の「あさくさ和装塾」にも
来ていただいたことがあります。
最近は新聞・雑誌・テレビなどメディアに取り上げられることも多く、
NHK Eテレ『SWITCHインタビュー 達人達』で奈々福さんと対談した周防監督も、熱烈なファンのひとりです。
今年4月にはオペラ、文楽、能楽などさまざまな分野とコラボして浪曲のすそ野を広げている実績が評価され、
第11回伊丹十三賞を受賞されました。

そして浪曲界のレジェンド、三味線の沢村豊子さんは御年82歳。
テレビやレコードでは三波春夫、村田英雄、二葉百合子などの三味線を弾き、
とりわけ国友忠によって浪曲化された『銭形平次』の連続ラジオ小説で一世を風靡しました。
奈々福さんの相三味線になって10年以上。
浅草・木馬亭に出演した帰りに、時々うちの店に寄ってくれます。
たこ焼きお土産に持ってきてくれるんです(笑)

この日は会員以外でも招待してOKだったので、友人知人に声をかけたところ、
皆さんきれいに夏着物を着こなして、来てくれました¥。
足元は全員、辻屋の下駄! うれしいな~!!
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第一部は奈々福さんが浪曲の歴史をわかりやすくお話ししてくださいました。
休憩はさんで第二部はいよいよ一席、
この日の演題は「豊子と奈々福の浪花節更紗」、奈々福さんのオリジナルです。
二人がどうやってコンビを組んだのか、大爆笑の物語♪
浪曲をはじめて聴く人がほとんどだったのですが、もう会場は笑いの渦!

終了後は神谷バーで懇親会。
これまでのセミナーで講師をお願いしている高木先生や浅草寺の塩入先生、
観光連盟の冨士会長もご一緒でした。
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この日の装い。
セミナーでは裏方として走り回る役目だったので、藍染めの木綿着物。
浴衣なのかな? 地元のお姉さまにいただいたものです。
帯は白無地の紗献上でさっぱりと。
淡い卵色の帯締めは道明。
足元は、表付きの白木舟形下駄。
鼻緒は何年か前に、西村織物さんとコラボした献上博多織。
白と紺の組合せは涼し気ですね。
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# by TomitaRie | 2019-08-11 16:03 | 伝統芸能 | Comments(0)
平野恵理子さんの個展へ

個展のご案内をいただき、小渕沢に暮らす平野恵理子さんを訪ねてきました。

新宿から「あさま」に乗って約2時間で小淵沢に到着。

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ちょっとでも旅気分を味わいたくて、駅弁も買いました♪

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今回は、四季折々の高原での暮らしを描いた作品展。
詩人・絵本作家である東君平さんの記念館である「くんぺい童話館」にて開催中です。

https://www.docca.net/kunpei/

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「くんぺい童話館」は絵本に出てくるような、可愛らしい建物です。
奥のお部屋に恵理子さんの作品が展示されていました。


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恵理子さんとお会いするのは、恵理子さんと私の共著『浅草でそろう江戸着物』の打ち上げで、
編集者さん達と浅草のレストラン「月見草」へ行った3月いらい。

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小淵沢は、30年位前から別荘として時々来ていたそうですが、

2年前から居を移して暮らしていらっしゃいます。

今はお仕事の連絡もメールだし、原稿も宅急便で送るし、

「AM×××Nとアス〇〇があるから不自由ない」とおっしゃってました!


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1泊してハイキングでもしたいところですが、トンボ帰りです。
高原とはいえ暑かったけど、東京と違って風は心地よく、静けさと木々の緑に気分がリフレッシュしました!


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小淵沢でも昨年の夏からエアコンを付けずに過ごせなくなったとおっしゃってましたが、
それにしても最近の暑さは異常ですね。



平野恵理子個展「高原ぐらし 春夏秋冬」
7/26〜8/25
「くんぺい童話館」にて開催


# by TomitaRie | 2019-08-09 14:49 | | Comments(0)
下駄の鼻緒が痛いのは・・・
「痛いので、下駄の鼻緒を替えてほしい」という修理はこの時期とくに多いのですが、
よくあるパターンとしては次の3つです。
1.おばあちゃんやお母さんが履いていた古い下駄の細い鼻緒が痛い
2.鼻緒が柔らかくて、きつくはないのに痛い
3.鼻緒が捻じれてしまい、足に当たって痛い


1の場合、鼻緒が細いからというわけではなくて、足に合ってないから痛いのです。
昔の鼻緒は今のものに比べると細い仕立てが多く、ちょっと古臭いと感じるかも。
でも逆にレトロで趣があったり、今では作れないような仕立て方で、私たちからみると貴重な鼻緒も時々あります。
いずれにしても、細さ太さが痛くなることには関係なく、ちゃんと足に合わせて調整すれば、履き心地よくなります。



2は、浴衣とセットの下駄、外国製の下駄などによくあるパターン。最近は雑貨などの作家さんがつくる下駄にも時々みられます。
鼻緒を挿げるときに<座金(ざがね)>を使っているため、履いているうちに緩んでしまうもの。
座金は専門の挿げ職人でなくても鼻緒を付けられる器具ですが、一度履いただけで緩んでしまうことがよくあります。
鼻緒は「きついから痛い」と思いがちですが、緩すぎて痛くなることが意外と多いのです。
もちろん辻屋本店では座金は使用せずに、昔ながらの方法で挿げています。


前坪を留めてあった座金(ざがね)
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3は、2のように座金を使用しなくても、挿げの技術力が低い(つまりヘタ)と捻じれて鼻緒の縫い目が足の甲に当たり、痛くなるわけです。
鼻緒挿げは足を入れる際に捻じれないよう、足の甲に合わせてカーブをつくるのが肝心。



その他、鼻緒の素材や仕立てが原因だったりすることもありますが、多くは「鼻緒ずれするのは挿げ方のせい」です。
日々、目の前のお客さまの足に合わせて挿げている辻屋本店では、挿げの技術そのものが商品ですので、より履き良く快適な履物をご提供できます。



なお、デパートや呉服店の催事で鼻緒を挿げている職人は、ふだんは卸し向けの履物を挿げている場合がほとんどで、辻屋本店のように一人ひとりのお客さまへのきめ細かな対応はしていません。

また最近は、問屋の中にも小売りをする店がありますが、呉服店や百貨店向けの鼻緒挿げが中心なので、やはり個人のお客さまには向きません。


着物の着心地は、仕立ての良しあしでまったく違います。
どんなに高価な着物地でも、仕立てが悪ければ着づらくなります。
上手な和裁士が縫えば、着つけもしやすく、着姿も美しくなるのです。


下駄や草履の挿げも同じです。
履物を選ぶとき、デザインや値段だけでなく、鼻緒挿げの技も気にしていただければと思います。


辻屋本店の番頭、野村さんはこの道55年、鼻緒を挿げています。
野村さんの挿げの技は、辻屋本店の宝だと思っています。

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# by TomitaRie | 2019-08-05 15:23 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
ようやく、夏! その前に7月のできごと。
今年は梅雨寒が長引き、毎日降り続く雨に「夏はいつやって来るの?」とうんざりしていた7月ですが、
梅雨明けとともに酷暑! 気付けばもう8月です。

その前に、7月の出来事を。

月初には渋谷の老舗呉服店「玉川屋呉服店」さんで、履物のお話しをさせていただきました。

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夏向きのお草履を何点かと、雨の日に安心な草履や下駄を何点かお持ちし、
実際に見ていただきながら、お問い合わせの多い修理やメンテナンスについてもお話ししました。



玉川屋呉服店さんは、昔から夏物に力を入れているそうで、始まる前にいろいろ見せていただき、
どのお着物も丁寧なお仕事にため息がでました。


夏の着物や帯は一年かけての品揃えとのこと、うちと同じだと思いました。
やはり良いものは、簡単にはできない、作れない。
こだわりを持ったお品物は、時間がかかるということです。


代々ご家族で経営されている玉川屋呉服店さん
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履物専門店が次々廃業していく中、「誰に聞けばいいの?」「どこに相談したらいいの?」
という履物難民の方々がますます増えているようで、参加者の皆さん熱心に聞いてくださり、
ご質問もたくさんいただきました。

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呉服屋さんでお話しするのに、いったい何を着たらよいのか…💦
悩んだ末、いただきものの綿絽です。かなり古いものだそうです。
薄緑色の紗献上を合わせて。
足元は小雨だったので防水加工の白木舟形下駄に久留米絣の鼻緒。



9日、10日は浅草寺の四万六千日、ほおずき市が開かれました。

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辻屋本店では、毎年恒例になっている「秘密の下駄屋bar」をオープン!
今回はお向かいの「窖」さんで仕入れた磯蔵酒造のお酒をふるまいました。

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2日間ともお客さまが次々と遊びに来てくださいました。
皆さん涼し気な浴衣姿♪


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「秘密の下駄屋bar」は年2回開催、次回は12月の「歳の市(羽子板市)」にオープン予定です。
日本酒やビール、ソフトドリンクなどご用意してお待ちしています。
スタンディング&フリードリンク、無料ですのでどうぞお気軽にお越しください♪




最近、東京では各地の盆踊りを転戦しているツワモノが増えています。
うちにも、盆踊りで踊って疲れない下駄を探しにみえるお客さまが少なくありません。
ということで、近所の友だちに誘われて私も小学生以来の盆踊りに参加!

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自宅近所の盆踊りは、新しい曲は増えてましたが、昭和の頃と変わりない懐かしい雰囲気でした。
地元の子ども太鼓チームの演奏が上手でびっくり。
婦人部?の皆さん浴衣の着こなしがカッコよくて、さすが向島!


さて締めくくりは隅田川花火大会!
台風が近づく中、開催できるかハラハラでしたが無事、最後まで満喫できました。
自宅のベランダからバッチリ見えるので、今年は友だちとその家族が10人ほど集まり、
賑やかな花火鑑賞となりました。

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# by TomitaRie | 2019-08-02 18:01 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
雑誌『クロワッサン』に掲載していただきました

『クロワッサン』No.1002(マガジンハウス)の人気連載「着物の時間」に
恥ずかしながら掲載されました。


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こちらのページにオファーをいただいた時は「私でいいんですか!?」とびっくり。
素敵な文章を書いてくださったのは西端真矢さん。
一流のプロのヘアメイク、着付け、そして撮影。
ひととき夢のような女優気分を味わいました💕


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このページは本物の女優さんが登場することもあるし、私のようなふつうの人も出るのですが、
ヘアメイクさんが「誰であっても同じクオリティにするのが私たちの仕事なんです」
とおっしゃったのが印象的でした。



撮影は6月初旬。発売が7月末なので盛夏の装いということ。
せっかく有名雑誌に載るんだから、絽とか紗?
麻の方が涼し気に見えるかな…?
悩みましたが、下町の履物屋らしく藍染めの浴衣に決定。


昨年仕立てた「竺仙」の長板中形。
友人の和裁士さんに「竺仙」の展示会へ連れて行っていただいた際に、
まさにこの反物を染めた若手の職人さんが会場にいらして、
今では希少な技法と聞き、うちの仕事と同じだなーと。
浴衣の中では高級なので、単衣の着物のつもりで着よう、と思い切って購入した一枚です。


帯は、博多献上の八寸名古屋帯。
浅草・新仲見世の「帯源」でおかみさんに選んでいただきました。
最初、「この浴衣に合わせたい」と携帯の写真を見せたら、
「写真じゃわからない」と言われ、実物を持って行ったのです。

全身が映る鏡の前で浴衣と帯を次々に合わせ、
私にしてはめずらしく悩みました(いつも決断早いので)。
この小紋柄は着ると意外と白の部分が目立つから、五献ではなく三献が似合う、という
おかみさんのアドバイスで選んだのがこの一本。

これなら三社祭の町会のおそろいでもいいな。



履物は、写真ではよく見えませんが胡麻竹の舟形下駄で、
小千谷縮の鼻緒を挿げています。


文中の小さな写真には、表付き舟形下駄(博多献上の鼻緒)と、
南蛮鉄を箔加工したエナメル草履を紹介させていただきました。
鉄箔の技術は今はもう残っていないそうで、
日本で有数の高い技術を持つメーカー「山菱」のもの。
山菱さんは先々代からお付き合いがあり、
先日ご挨拶に行った際に「せっかく来てくれたから、最後の一点を」と
社長が出してくれたもの。

昭和40~50年代はこうした美術品のような草履がたくさん作られていて、
うちでもずいぶん売れたのです。


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まさか、自分が出ることになるとは思わなかったページ。
本当にすばらしい経験ができました。

一生の宝物です!

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# by TomitaRie | 2019-07-27 17:24 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
ブログ、15年続いてるんだなぁ~!
昨日、涼し気に夏着物をお召しになったお客さまが「サインいただけますか!?」と
拙著『浅草でそろう江戸着物』を差し出され、さらに「ブログ読んでます。2014年くらいまでは遡って読みました」
とおっしゃり、こちらはびっくりするやら、恥ずかしいやら。

最近は日々のできごとをフェイスブックのタイムラインに投稿することが多いので、
こちらを更新するのが遅くなりがちなのですが、
ブログを読んでくださっている皆さまには、あらためて感謝申し上げます♪

いつからスタートしたのかと思ったら、2004年4月でした。
ぼちぼちながら15年続けているんだなぁ…(遠い目)

当時は、3年間暮らした新潟から戻り、横浜の元町からほど近い貸家に住んでいました。
まだ母も元気で、両親は新仲見世通りにあった支店で働いており、
私は辻屋本店のホームページ「下駄屋JP」を立ち上げて、
ウェブショップにUPする商品の写真撮影のために、横浜から京浜急行で浅草に通っていたのでした。

東京下町で生まれ育った私にとって横浜は憧れだったから、
ヨコハマ暮らしが毎日楽しくて、ブログには山下公園や中華街を散歩したり、
根岸の米軍基地の開放日に行ったとか、週末に葉山まで足を延ばしたとか、
そんな日々を綴っていました。

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夫がエフエム横浜で仕事していたので、ディレクターに仲介してもらい、
小山薫堂さんに和装人インタビューしたのもこの頃。
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その後、本牧近くに引越し、このまま横浜にずっと住むつもりでいたところ、
夫が福岡のラジオ局に赴任することとなって私も付いて行き、
だんだん博多弁も耳に慣れてきたなーと思った頃、浅草に戻り辻屋本店の社長を引き継ぐこととなったわけです。

文章にすると数行ですが、私にとっては激動の15年。
履物屋の商いは子どもの頃から見ていましたが、自分が引っ張っていく立場になってからは、
まさに無我夢中の毎日です。

まだまだ未熟者の社長ですが、職人たち、父と妹に支えられ、
なにより応援してくださるお客さまに恵まれ、とにかくもう、ありがたいのひと言です。

昨日のお客さまのお陰で、これまでの15年をちょっと振り返ってみました。
そして、もう少しブログ更新を早めます(笑)

# by TomitaRie | 2019-07-23 16:18 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
浴衣の立ち位置
もともと、浴衣は読んで字のごとく、湯上りに着るものでした。
ですから日本人が洋服を着るようになる前の時代、浴衣はホームウェア、せいぜい近所で夕涼みするときに着ていました。
今でも浴衣は花火大会や盆踊り、夏祭りにしか着てはいけないとおっしゃるかたもいらっしゃいますが、最近は浴衣に対する意識がずいぶん変わってきました。

たしかにフォーマルな場…結婚式や祝賀会、ホテルの宴会場でのパーティーなどには着て行けませんが、お友達とのお食事会や気軽なイベントなどで、夏のおしゃれの選択肢に浴衣を加えてみてはいかがでしょう。
『大人のゆかたスタイルブック』など著書のある、きものスタイリストの秋月洋子さんによれば「浴衣でも素材やコーディネートできちんと感を持たせれば、お出掛け着にもなり、着られるシーンの幅が広がります」とのこと。

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たとえば…
「綿コーマ」という平織りの綿素材の浴衣は、花火大会や夏祭りで着るのに向いています。
半幅帯で肌襦袢の上に着て半衿など付けず、素足に下駄。
できるだけ涼しく、軽やかに着たい、いわゆる昔ながらの浴衣の役割です。


綿コーマ地
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『七緒vol.26』




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『BAILA』2019年7月号     



紙布張り舟形下駄
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商品はこちら>>> 紙布張り舟形下駄



「綿絽」「綿紅梅」といった透け感のある生地は、名古屋帯をお太鼓に締めて足袋を履けば、お出掛け着としての浴衣に。
「絹紅梅」はむしろ夏着物として通用する高級浴衣です。他にも「麻」や「綿麻」などがあります。
ちなみに「紅梅」とは格子状に織られた生地で、凹凸があるので肌に張り付かずさらっとした感触です。
最近は浴衣に長襦袢を合わせて半衿を付け、足袋を履く着物風の着こなしが一般的になっています。



綿紅梅の生地
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「足袋を履いたら半衿は必須」と思い込んでいる人が少なくありませんが、そのような決まりはありません。
下に長襦袢を着なくても、名古屋帯に足袋を履けば、ちょっとした外出でもOKです。
ただし透け感のある生地の場合は、下着が映らないように気を付けましょう。



履物について。
浴衣には下駄が基本。足袋を履いても素足でも、下駄が似合います。
ただし絹紅梅や綿絽、絞りなどの高級浴衣を夏着物として着るなら、パナマや籐など夏素材を使った草履でもよいでしょう。その場合はもちろん足袋を履いてください。


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『kokode Beauty』



絽綴れ5分3枚草履
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また下駄にもいろいろなデザインがあります。
<駒下駄>や<千両下駄>など歯のある下駄は、カランコロンの音が軽やかで、昔ながらの形が今も変わらず愛されていますが、お出掛けする場所によっては避けたほうがよいかも。
たとえば上質なカーペットが敷いてある劇場やホテルのロビーは、木屑がカーペットに入り込んでしまうので迷惑となります。
美術館などでは音が響く心配もありますね。


胡麻竹千両下駄
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<右近下駄>や<舟形下駄>などは、底裏にゴムが貼ってあるので、木屑や音の心配はありません。
とくに舟形下駄は草履の形なので、見た目にも「きちんと感」があって、お出掛け着としての浴衣にはぴったりです。
仕上げも白木、黒塗り、紙布張り、朱塗り、防水など多種多様。
浴衣に似合う鼻緒を合わせて、自慢の一足をあつらえることができます。

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『kokode Beauty』




白木防水舟形下駄 
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# by TomitaRie | 2019-06-20 13:31 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
宮入りでご報告

令和元年、浅草神社例大祭、無事終了しました。
奉賛会はじめ祭礼関係者、そして町会の皆々さま、ありがとうございました!

今年、西町会は一之宮の渡御でした。
宗山流のきれいどころのお練りが付いて、それは豪華な渡御となりました。


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宮神輿の迫力と臨場感を味わっていただきたく、辻屋本店のお客さまを数名、ご案内し、皆さんとても喜んでくださいました。

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締めくくりは、今年も宮入りの行列に入らせていただきました。

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そしてなんと、文扇堂の旦那と一緒にいらした中村勘九郎さんに遭遇!
ドキドキしながら、「いだてん」の勘九郎さんの下駄、うちで挿げたんです!と直接ご報告できました♪

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# by TomitaRie | 2019-05-23 15:19 | 浅草 | Comments(0)
令和元年 浅草神社例大祭
三社祭、始まりました!
金曜日は六ヶ町の連合渡御で宵宮。
若い頃と違って神輿を担ぐわけではありませんが、
今年も無事に家族でお祭りをお祝いできること、
商売を続けていられることが、しみじみありがたいです。

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# by TomitaRie | 2019-05-18 17:24 | 浅草 | Comments(0)