7月24日(土)第四回あさくさ和装塾を開催しました。
連日の酷暑のためか、ご家族が体調を崩されたりで
何人か欠席のご連絡がありましたが、それでも35名もの参加者が
集まってくださいましたm(._.)m
まずは私達から「桐下駄のお話」。
桐下駄の産地や製造工程、そして「柾目」によって価値が決まることなど、
父・辻毅政より説明させていただきました。
その後、新仲店スタッフの小林くんが、桐台の仕上げを実際道具を使って実演。
そしてこの日は特別ゲストとして、江戸かっぽれの鈴乃家梅奴さんが登場!
知人から紹介されたのですが、実は浅草のご出身で、
ご実家は代々、料亭を営んでいたそうです。
経歴がおもしろくて、イタリア留学後、在日イタリア政府観光局にお勤めされていたのだとか。
現在は定年退職されて、かっぽれひと筋。
とにかく「粋」というのは、この人のためにある言葉じゃないかと思うほど、格好いい方です。
梅奴さんには、次回の「和装人インタビュー」にもご登場いただきますので、お楽しみに!
まずは「江戸かっぽれ」のルーツをお話くださり、
その後、2曲踊っていただきました。
さていよいよメインゲスト、江戸手ぬぐいの「ふじ屋」さん。
ご主人の川上千尋さんは、手ぬぐい作家であると同時に、
江戸文化にも造詣が深い方です。
地方での個展も多く、海外に出張されることもしばしば。
川上さんには、このシリーズを始めることを決めてすぐオファーしたのですが、
なかなかスケジュールが空かず、来ていただけて本当によかったです。
まず旧熊本藩主 細川家に伝わる麻の手ぬぐいを復刻された作品を見せてくださいました。
そして、江戸時代の山東京伝がおこなった、手ぬぐいコンテスト「たなくひあわせ」のお話。
斬新なデザインに会場の皆さんからも驚きの声が!
最後は恒例の記念写真。
会場のエアコンは最大の強冷にセットしていても、あまりの暑さで効かず、
皆さん、暑くて大変だったと思います。本当にお疲れ様でした!
会場を後にして街へ繰り出したものの、夕方になっても気温は下がらず猛暑は続きます。
「ふじ屋」さんへ到着。手ぬぐいを手に取る皆さん。
この後のお散歩は暑くて無理!という感じだったので、いったん解散。
希望者は辻屋新仲店にお連れして、二次会の鰻屋さんで集合ということに。
「小柳」は浅草で人気の鰻屋さん。この日も入り口には長蛇の列…!
予約していた私達は二階の席へ。
おかみさんは、亡き母の小学校の同級生で、うちとのお付き合いはとても古く、
私の祖母も食べ物の好き嫌いが多かったのに、小柳さんの鰻は大好物でした。
そんな思い出の味、皆さんに味わっていただけて、私たちも嬉しかったです。
暑い暑い一日、皆さま本当にお疲れ様でした。
最後までお付き合いくださって、ありがとうございました!