浅草から父がやってきました。
夫がちょうど長崎で学会に出席する予定があったため、
いい機会なので一緒に長崎観光をしてきました。
福岡空港に着いた父を迎えに行き、博多駅から特急で長崎駅へ。
長崎は初めてという父だったので、まずは市電に乗ってグラバー園へ。
お天気のよい週末で修学旅行や観光客でいっぱい。
長崎港に停泊していた大型客船に、父はかなり興味をひかれていました。
貿易業のかたわら幕末の志士の活動を影で支えたグラバーさんですが、
キリンビール社の前身、ジャパン・ブルワリー・カンパニーの社長も勤めています。
この彫刻はキリンビールのラベルの元になったのだとか。
グラバー園を出て坂を下りると大浦天主堂。
国宝にも指定されている日本最古のゴシック様式の教会。内部のステンドグラスがきれいです。
次は市電に乗って、出島へ。
前回、日帰りで来た際に行けなかったので、私も初めて。
現在も19世紀の出島を復元する作業が進行中で、歴史資料をもとに忠実に復元しています。
印象としては「こんなに狭いのか…」オランダ人達はさぞ窮屈だっただろうなぁ。
壁紙や照明の飾り(鳩)がとても可愛い。
それにしてもオランダ人が暮らすのに、なぜわざわざすべての部屋に畳を敷いたのであろう?
夜は予約しておいた「銀鍋」という店へ。壇一雄の『火宅の人』にも登場するそうです。
あら料理でも有名らしいので、人生初めての「あらちり」を。
えびのすり身をパンではさんで揚げてある「ハトシ」という料理。