江戸下町料理 宮戸川
メールマガジン「浅草発◎下駄を履いて歩こう♪」のコラム「和想なる日々」で
「江戸下町料理 宮戸川」さんを取材しました。

昼間からほろ酔いの観光客でにぎわうホッピー通りを通り抜け、花やしきの
手前を右に折れると「西参道」という商店街。踊り衣装などを扱う店が大部分
ですが、浅草寺に近い位置に、昨年5月にオープンした「宮戸川」があります。
私は4月に浅草に戻ってきて程なく、偶然みつけて以来、野菜や豆腐中心の
ヘルシーなメニュウと居心地の良い雰囲気、お店の人の感じよさが気に入り、
ぜひメルマガで紹介したい!と思っていた店です。

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「この場所は元々、僕の祖父母が軽食喫茶の店をやっていました。祖父が亡くなり、
祖母ひとりになったので軽食喫茶はやめたのですが、たまたま僕が飲食の道に
進んでいたので、この場所を引き継いだんです。」

キリッと男前の若き店主は桜井英二さん。浅草生まれの墨田区育ち。
「じいちゃんの場所で自分の店を持てることになり、浅草らしい、江戸に
ちなんだお店ができたらいいなと。自分なりに文献などを調べ研究しました。」

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江戸の料理というと思い浮かべるのは鮨、天ぷら、蕎麦、鰻でしょうか。
それぞれの専門店はあるけれども「江戸料理」を売りにしているお店は
あまり聞いたことがない。会席料理を中心とした高級料理店は京料理が中心です。
「関東大震災が起きた時に、多くの料理屋や料理人がダメージを受けたため、
関西の料理が東京に進出したと言われています」と桜井さん。


気になるお料理の一部分をご紹介しましょう。

・天麩羅串
天ぷらを串に刺している、ちょっと珍しいスタイル。胡麻油を使った風味の良い、
軽い食感です。
「天ぷらは江戸時代には屋台でファストフードのように気軽に食べていたもの
でした。それをちょっと真似てみました。」

・飛龍頭(手作りがんもどき)、豆腐田楽
「江戸時代に『豆腐百珍』という、その名のとおり豆腐を素材に百のバリエー
ションを載せた本があったのですが、2つともその中で紹介されています。」
豆腐田楽は、甘い白味噌、普通のお味噌、胡麻味噌の3種類。

・揚げだし大根
私が必ず頼むメニュウ。大根は江戸人にとってなくてはならない野菜だった
ようです。江戸の味覚は「三白」…白米、豆腐、大根に集約され、共通するのは
どれも淡白でデリケートな味わいだということ。(『一日江戸人』杉浦日向子著より)

・かくやあえ
お酒のアテにぴったりの古漬けのあえもの。
「いろんな説があるのですが、家康に仕えた料理人、岩下かくやさんという人が
考えたといわれています。」

・いなりずし
「子どもの頃の味の思い出に、じいちゃんの店で出していた、いなりずしや
甘酒の記憶が強く残っていて、自分の店で引き継いでいきたいなと。」

・かめちゃぶ
「戦後の浅草の闇市で「かめちゃぶ」という丼飯を出していたと、僕が以前勤めて
いた店の上司から聞いて、自分なりにアレンジしてみました。」


日本酒はおもしろいラインナップで、東京の地酒が揃っています。
焼酎は、八丈島や三宅島で作っている焼酎がベース。
浅草散策の帰りに、江戸の風情を感じながら、ゆっくりお酒を楽しむのも
いいですね。二階は畳の部屋ですが、まさにおばあちゃんのうちに遊びに
来たような雰囲気です。


昼はランチもやってます。メニュウはこちら。
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私は「かめちゃぶ定食」をいただきました。
いわゆる牛丼。お漬物3種と海鮮サラダ、お味噌汁つきで900円という、
観光地・浅草では考えられないくらいサービス価格。
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「江戸下町料理 宮戸川」
台東区浅草2-7-13 西参道商店街
tel 03-3841-9362
水曜定休
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by TomitaRie | 2011-09-17 12:11 | 浅草 | Comments(0)


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