宗山流創流二十周年記念の明治座興行に、店を抜け出して行ってまいりました。
家元・胡蝶さんは浅草の由緒あるお寺(約700年前から続く「俎(まないた)開き」で有名な坂東報恩寺)に生まれ、幼少より藤間流の日本舞踊を稽古、19歳で国立劇場歌舞伎俳優養成所に第八期生として入学。
その後、古典だけにとどまらず、舞踊、芝居、ショーステージと表現の場を広げ、平成8年、みずから「宗山流」を創流。
蝶ノ介さんとたった二人で立ち上げた流派をここまで大きくし、20周年とはまことに大変なことです。
門弟の皆さまが次々踊る舞台は朝早くから始まり、私は店があるのでほんの2時間半しか観ることができませんでしたが、本格的な日本舞踊の芯がありながら、大衆的な楽しさも盛り込んだ胡蝶さんならではの舞台。
なにより胡蝶さんの演出がお見事というしかありません。
ロビーには舞台衣装の脇に、妹が頑張って作ったオリジナルの履物も展示させていただいてました。
公私ともにお世話になっている胡蝶さん、私と同い年です(生まれ月も同じ)。私など足元にも及びませんが、まだまだ頑張らなくちゃなーとみずからに気合を入れたのでした^^