カテゴリ:下駄・草履・和装のこと( 261 )
2階を少々改装しました!
俗に「ニッパチ」というように、2月と8月は売り上げが落ちるのが一般的ですが、
うちの場合、8月は下駄シーズンで忙しいので、2月が一年でいちばん静かといえます。

伝法院通りに移転して5年目に入り、以前から気になっていた部分を改装しました。
前の店舗で使っていたディスプレイ用の棚はサイズが合わず使いづらかったので、
きちんと採寸して家具を作ってもらいました。
その他、鼻緒を陳列する専用の棚を作り、お客さまが台と鼻緒を手に取りやすくしました。

元々、明るい空間だったのが、より明るくて見やすくなったと思います。
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下駄と同じく、草履も鼻緒の種類がたくさんありますので、
台との組み合わせは自由自在。その場で職人がお挿げいたします。
ディスプレイしてある鼻緒だけでなく、倉庫にもまだまだございますし、
ご希望のイメージをお伝えいただければ、あれこれお見せできます。
どうぞお気軽にご相談ください。

by TomitaRie | 2019-02-22 15:22 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
浅草でそろえた江戸着物

出版お披露目会での装いです。

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銀鼠の御召は唐獅子牡丹の織り柄。
友人の和裁士、須藤泉さんに仕立てていただきました。
こんなに細かい柄をぴったり合わせている腕の良さ!

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塩瀬の帯は、昔の三社祭の舟渡御ではないかと思われる風景が描かれています。
どちらも浅草公会堂前の「はんなり」で。


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ターコイズブルーの帯揚げは仲見世の「かづさや」。

青磁色の冠組の帯締めはメトロ通り「桐生堂」。

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切り芯細工を施した桜色の草履はもちろん「辻屋本店」。

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「文扇堂」の干支扇子と「ふじ屋」の手ぬぐい。

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そして「よのや」の柘植かんざしにしようか迷いましたが、この日のコーディネートにはシルバーが似合うのでこちら。
墨田区の「かざり工芸三浦」の花かご簪と、双葉葵の簪です。
三浦さんは歌舞伎役者や日本舞踊家のご注文で作っている錺職人。
東京はもちろん、京都の芸者さんからも注文があるそうです。
平成中村座・五軒長屋に出店されています。


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by TomitaRie | 2019-02-06 14:26 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
出版お披露目会
昨日、『浅草でそろう江戸着物』の出版お披露目会を開催いたしました。
発売からだいぶ日にちが経っているにもかかわらず、60名を超える参加者となりました。
一介の履物屋が本を書かせていただけたのは、多くの方々のお力添えがあったからこそ。
そして本を買って読んでくださった皆さまには、心より感謝申し上げます。

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嬉しいことに、本を手にして、掲載されているお店を巡る着物のかたが日々いらっしゃるのです。
辻屋本店にもお立ち寄りくださって「いい本を書いてくれてありがとう!」とおっしゃってくださいます。
実用的な情報だけでなく、浅草の個性的なお店の人も知っていただきたいなと思って書いたのですが、
それぞれの人柄が表現された平野恵理子さんのイラストで、浅草という街の魅力がより伝わったのではないかと思います。

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会場の長瀧山本法寺は戦時中、禁演となった落語の台本を納めた「はなし塚」があることで落語好きには有名なお寺です。
私たち姉妹の母方の祖父母や叔父が眠っており、今回は特別に場所を貸していただきました。
きっと祖父母や母たちも、あちらで喜んでくれているでしょう。

開会のご挨拶の後、まずは柳家小里ん師匠に落語を一席お願いしました。
小里ん師匠は本法寺のすぐ近くにお住まいの、浅草生まれの噺家。
昭和44年五代目柳家小さんに入門、内弟子修行した、古典落語の名人です。
「親子酒」を演じた後、浅草の歳時記についてお話しいただきました。
とくに、今だ現役で神輿を担いでいる小里ん師匠、三社祭の話には熱がこもりました。

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次に、平野恵理子さんとこの本の編集をしてくださった藤井恵子さん、そして私の3人で本づくりのエピソード、
そして浅草の街や人々についての座談会。
あの細やかなイラスト、とても苦労されたそうで、でもそのおかげで素晴らしい一冊になったのですから、平野さんには感謝しかありません。
藤井さんはこれまで何冊も、浅草に関する本を手掛けられていて「浅草はとにかく人物がおもしろい」とおっしゃっていました。

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皆さまにはささやかながらお土産を。
ちょうど初午に当たり、私たちの会の前は本法寺境内にある熊谷稲荷様で法要が行われていたのですが、初午にちなんで、
浅草の老舗「弁天山美家古寿司」の<まかないいなり>をご用意いたしました。
美家古寿司の代々の女将さんが、余ったすし飯でお弟子さん達にこしらえてきた味を受け継いでいるそうで、
辻屋本店お向かいのお豆腐屋さん「栃木屋」の油揚げを使用して商品化された人気の逸品です。
翌日に節分会を控え、浅草寺の<福豆>も一緒にお持ち帰りいただきました。

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その後、場所を「神谷バー」に移動しての懇親会。
料理長が腕を振るってのお料理の数々、歓談に花が咲き、楽しい時間は瞬く間に過ぎました。
これからも皆さまと一緒に着物をとおして季節の移り変わりや、日本の伝統行事を楽しんでいきたいと思います。
そして、浅草の街をより一層好きになっていただけましたら幸甚です。

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by TomitaRie | 2019-02-03 18:07 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
はきもの供養2019
今年も浅草神社様で特別な祝詞を上げていただき、私たちの足を守ってくれた草履や下駄に感謝を捧げました。


控室で玉串奉納の練習。
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皆さまから持ち込まれた不要な履物を神前に。
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代表で私が玉串を奉納させていただきました。
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「はきもの供養」は今年で第3回目。
参加者も持ち込まれる履物も年々増えております。

履物の街、浅草ならではの行事として、これからもより多くのかたに知っていただければ幸いです。
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by TomitaRie | 2019-01-26 13:43 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
呉服店や百貨店が売りやすい商品は、果たして履き良いのか?
和装履物店とは、鼻緒挿げ職人が店に常駐している専門店です。
店に草履や下駄を並べていても、その場で鼻緒を挿げたり調整できなければ、
和装履物店とは呼べないと私は考えております。

なぜなら、靴と違ってサイズが細分化されず、鼻緒のみで足に固定する和装履物は、
歩きやすいように鼻緒を挿げる技を含めて、商品であるからです。
履きやすくするためには、単に鼻緒を緩めたり、詰めるだけでなく、
鼻緒のカーブや前緒と後緒のバランスなどで、足に合わせるのが大事なのです。

鼻緒が伸びて歩きづらくなったら再調整する。
踵が減ったら新しく交換する。
このようなメンテナンスはもちろん、着物との合わせ方、TPOによる選び方など、
和装の知識も合わせてご提供できるのが、専門店だと自負しております。

残念ながら、この数年で都内の老舗和装履物店がまた数店、廃業されました。
メーカーや問屋も含め、和装履物業界の衰退ぶりは、呉服業界よりさらに深刻です。
時代の変化といってしまえばそれまでですが、もっとも大きな原因は、
「和装履物業界が自分たちの強みを客観的に理解せず、発信していない」
という点であると感じています。

私たちのように伝統的な履物をつくっている店やメーカーにとって、
カレンブロッソが出回ったことも、かなり大きく影響しています。
当初は斬新なデザインと機能性により一部で話題になったのでしょうけれど、
ある時点から呉服店や百貨店で取り扱うようになり、全国的に広まりました。
理由のひとつは「挿げる職人が必要ないから」と考えられます。
呉服屋さんや百貨店で、挿げ職人を育成し、雇用するのは大変なので、
挿げの技が必要ないカレンブロッソは「売りやすい商品」です。

一方で、全国の履物屋さんは高齢化し、後継者不足で廃業し、どんどん減っています。
お客さまが本物の草履や下駄を目にしたり手に取る機会がますますなくなり、
呉服屋さんでは売りやすいカレンブロッソを勧められる…というぐあい。
繰り返しますが、鼻緒のある和装履物は、履きやすいように挿げる技を含めての
商品です。
昔ながらの履物を作るメーカー、扱う小売店は、その一番重要な点を
強調してきませんでした。

カレンブロッソは鼻緒が伸びても挿げ職人が再調整できません。
調整できるタイプも出たようですが、メーカーに送らなければなりません。


私たち辻屋本店は「職人がその場で、お客さまの足に合わせながら調整できる」
という伝統的な和装履物の優れた点を、これからも伝えていきたいと思います。
辻屋本店の取引先メーカーは努力を重ね、雨でも履けるおしゃれなデザインの草履など
伝統的でありながら機能性という点においても改善を進めています。

こちらのブログやホームページ、メルマガやSNSで日々発信していきますので、
ぜひチェックしてみてくださいね。

by TomitaRie | 2019-01-18 18:01 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
2018年を振り返る
いよいよ2018年もカウントダウン。
明日の大晦日は1年に1日だけの定休日。新年は元旦よりスタートです!

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一年をふりかえると、いろんなことがありましたが、相変わらず着物や古典芸能関係でのお出掛けが多かったです。
いっときより落語は減りましたが、歌舞伎座にはほぼ毎月(3階席か幕見ですが^^;)足を運び、
その他、日本舞踊や邦楽など、この商売だからこそのご縁をたくさんいただきました。

和の習い事も、少しずつ再開しています。
長唄の三味線は始めて2年。お稽古する時間がとれないので、なかなか上達しませんが。
生け花は1年。こちらも月1回なので、ぼちぼち。
さらに先日より、茶道のお稽古もスタート。
お茶は20代の頃、近所の教室に通っていたのですが、遊び半分だったので身になったとはいえず、
40代で福岡に転勤した際に再開して、2年半ほど通いました。
東京に戻って家業を継いでからは、あまりに忙しくて、お稽古はもう無理と諦めていたのですが、
最近自分で教え始めた友人が、月1回で無理ない範囲でもいいですよ、と言ってくれたので再開。
お勤めのかたと比べると、圧倒的に休みがとれないので、できる範囲で無理せず続けたいと思います。

さて今年いちばんのトピックスはやっぱり『浅草でそろう江戸着物』を出版できたこと!
共著の平野恵理子さん、晶文社の担当・足立さん、そして私と伴走してくださった編集者の藤井さんと打ち上げをしました。
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この方たちがいらしたからこそ、しがない履物屋が本を出すなんてことができたのです。
ほんとうに感謝してもしきれません。
そして、本を読んでくださった皆さま、ありがとうございます!



最後に今年もこのブログを読んでくださり、心よりお礼申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。







by TomitaRie | 2018-12-30 17:50 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
着物好きのお仲間と部活動!
昨日はGINZA SIXのザ グランにて、着物を愛する皆さまとの部活動!
部長の邦子さんが今回も楽しい企画を考えてくださって、女子校時代を思い出すようなひとときでした。
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部長よりあらかじめ発表されたドレスコードのお題は「思い出のウィンターソングにのせて」。
参加者は何日も前から悩みながらもコーディネートを考える時間も楽しいのが、このイベントならでは。
それぞれストーリーを盛り込んだ装いを披露し合い、いよいよアフタヌーンティーという流れです。
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この日の私は「横浜のクリスマス」がテーマでした。
10年以上前、横浜の本牧近辺に5年ほど暮らしていたのですが、元町や山下公園、赤レンガ倉庫など、クリスマスシーズンの横浜はそれはそれはきれい。
浅草は12月に入るとお正月飾りなので、横浜時代を思い出して決めました。
帆船の柄を切り嵌め(きりばめ)であしらった紬の訪問着は、以前リサイクルでみつけた掘り出し物。
合わせたのは雪の結晶柄の名古屋帯で、江戸小紋作家、岩下江美佳さんの作品です。
岩下さんには何年か前に辻屋本店ホームページの「和装人インタビュー」に出ていただきました。

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帯留は昨日まで辻屋本店で展示させていただいたコキーユビジューさん。
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そして履物は、紗綾型の牛革型押し草履。
つま先がほっそりしているデザインで、台じたいは並幅なのに履いた様がきれいに見える、辻屋本店イチオシの一足。
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そして選んだウィンターソングはクレイジーケンバンドの「クリスマスなんて大嫌い!なんちゃって」。
横浜といえばCKBですから!
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ザ グランは銀座マキシムの流れをくむお店で、名物のナポレオンパイも登場!
甘いものはそれほど得意でない私も、これはおいしくいただきました。
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by TomitaRie | 2018-12-21 15:56 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
東京新聞に掲載されました!

11月11日付 東京新聞で『浅草でそろう江戸着物』の記事を掲載していただきました。


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今朝、かわいい女の子がお母さんのおつかいで「新聞に出ていたお店に行って本を買ってきてと頼まれた」と、お金の入った封筒を持って買いに来てくれました。
ほっこりしました♪



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by TomitaRie | 2018-11-11 18:09 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
ご好評いただいてます♪

浪曲のお三味線、沢村豊子師匠。

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当店の白木舟形下駄をご愛用くださっています。
「軽くてラクだから、小紋や紬のときは大概これ。」
木馬亭帰りにお立ち寄りくださいました。

『浅草でそろう江戸着物』には浪曲を聴きに行くときの
コーディネートもご提案しています♪

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このところ毎日のように「本を読みました」と初めてご来店されるお客様が
いらっしゃって、ありがたいことです。

『浅草でそろう江戸着物』
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by TomitaRie | 2018-11-07 17:32 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
『浅草でそろう江戸着物』

拙著が書店に並び始め、Amazonでご予約くださったかたにも届いているようで、ご報告をいただいております。

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読売新聞にも広告が出ていて感激です。

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この本で紹介させていただいた24軒に、ご挨拶とお礼に伺いました。


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<今昔きもの胡蝶>
胡蝶さんのお稽古場へ。お弟子さん方もさっそくご購入くださいました。



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<はんなり>

隅田川沿いの8階で眺めの良い本社で、中瀬社長にご挨拶。



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<リサイクル着物 福服>
店長のさくらちゃんは9月末に退職されたのですが、
福服店内で時々、着付けレッスンを行うそうです。



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<荒井文扇堂>

このイラストは亡きお父上にも似ていると思います。



「生活の中の着物」が当たり前に生きている浅草、街がどんどん変わりゆくなかで、
地道に頑固に商売を続ける店、店主たちの素顔を書きました。
ぜひ読んでみてください!



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by TomitaRie | 2018-10-31 17:45 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)