人気ブログランキング |
カテゴリ:下駄・草履・和装のこと( 265 )
うちの職人がショックを受けた一本の電話
うちの職人・小林がショックを受けておりました。
ウェブでご注文いただいた商品をお送りしたお客様から「草履の裏側の革にシワが入っている」とお電話があったそうです。
よくよく聞いてみると、鼻緒を挿げる際に調整穴の部分の革をペロンとめくるため、革に付いてしまうシワのことらしい。

d0028327_16422936.jpg


そのお客様に理由を説明したところ、「おたくではメーカーから届いた草履の裏を開けるんですか!?」とびっくりされ、小林は「今や挿げ職人はここまで認知度が低いのか…」と愕然としたそうです。
最終的には納得してくださったようですが…。

底裏が合皮だとシワができないことがあります。
つまり、この部分にシワがある草履は、「職人が履き良いように鼻緒を挿げている」「底裏の素材が上質な革である」ということ。
工業製品の草履しか履いたことがないと、底裏のシワはご覧になったことがないのかもしれませんね。

辻屋本店ではメーカーから草履を仕入れる際、「鼻緒を挿げない状態」で入荷しています。
なぜならメーカーは台や鼻緒をつくりますが、「お客さまが履き良いように鼻緒を台に挿げる」という点に関しては専門ではないから。
最近は挿げ職人がいる店じたいがとても少ないので、メーカーが鼻緒を挿げて出荷するケースがほとんどのようですが、うちは「挿げないでください」とお願いしています。

これは問屋についても同じです。問屋は商品を卸すのが専門。
鼻緒挿げはあまり上手でないことが多い。
そういう訳で、辻屋本店では台と鼻緒が別々になった状態で仕入れますが、たまに鼻緒を挿げた状態で入荷した場合は、わざわざこちらで挿げ直します。

うちのような履物専門店は「鼻緒を挿げる技術」も含めての商品をご提供しています。
履き良い草履(下駄)は挿げの技術しだい。
この点をもっと広めなければと思っています。

by TomitaRie | 2019-05-10 16:43 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
茶道のお稽古
お茶は20代の頃に10年程、地元のお教室へ通っておりましたが、たいして身に付かず、30代になると仕事が忙しくなり辞めてしまいました。
40代の頃、夫の仕事で暮らした福岡で尊敬する師に出会い再開、東京へ戻るまで3年程お稽古に通いました。

家業を継いでからしばらくは余裕がなく、ようやくここ最近、また始めたいなと考えていたところ、ちょうど友人が自分でお教室を持つことになったので、教えていただくことに。
私はお勤めの人たちよりずっと休みが少ないため、お稽古も月一回が精いっぱいで、毎回教わったことがすーっと抜けてしまう情けない生徒ですが…


昨日、連休唯一のオフ日は社中のお稽古茶会へ。
羽根木公園の小間茶室は緑の木々の中にあって大変静か。
いつもは賑やかな観光地でバタバタ動いているので、こうした非日常は大切なひとときです。

d0028327_16132840.jpg
d0028327_16133673.jpg
d0028327_16134018.jpg
d0028327_16134418.jpg
d0028327_16135864.jpg


お茶を再開したのは、仕事にも役立つと思うから。
「お茶を習い始めたので、お稽古やお茶会に草履が必要になった」というお客様も少なくなく、やはりその世界に近い方が気持ちが理解できるように感じます。
お茶会といっても格式のあるなし、大寄せだったり少人数だったり、いろんな場面があります。
女性だけでなく男性も、そのときにお召しになる着物は何かお聞きして、お履物のご相談に乗ります。


社中の皆さんと。
d0028327_16140387.jpg

暑かったので、単衣の江戸小紋。
手持ちの着物はほとんど紬なので、茶事に向く着物、
とくに単衣はあまり持っていないのです。
d0028327_16140710.jpg


はじめて草履をお求めになる方には、男性は畳表の雪駄で黒か紺の印伝もしくは正絹の鼻緒。
女性は白、クリーム色、ピンクなど淡い無地の革草履で、鼻緒は台と同素材、または帯地など織りのものををおすすめします。
今教えていただいている先生は、ご自宅で教室を開くまでの間、区の公共施設を借りてお稽古しているので、いつもキャリーバッグにお道具を詰めて持ち歩いているため、草履は底裏が滑らない素材で歩きやすいもの。
また雨の日のお茶事に備えて雨草履もご愛用くださっているようです。
どちらもうちでお求めいただいてますが、先生のようにヘビーユーザーの方こそ、鼻緒を調整したり踵を交換するなどメンテナンスができる「本物の草履」を履いていただきたいと思います。

by TomitaRie | 2019-05-04 17:01 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
着物で「見立て」の楽しみ!?
時々、着物好きの仲間で集まるお遊びの会。
参加者は毎回テーマに沿ってのコーディネートを考えて臨みます。


今回のお題は…
テーマ:人生を変えた 私の好きな映画と名優たち
ドレスコード:あの名画のヒーロー ヒロインになりきって、お花見に華を添える 春の装い

d0028327_14215209.jpg
d0028327_14215730.jpg


皆さんが選んだのは日本映画だけではありません。

この方は「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リー。

グリーン系の着物と帯、趣味で作っている帽子からアンティークをお持ちになり、
レースの肩掛けをはおって。

d0028327_14452265.jpg


西部劇好きなこの方は「夕陽のガンマン」クリント・イーストウッド!

荒野をイメージした茶系の着物。
サボテンの帯留めはアンティークモールで探してきたそうです。

d0028327_14452913.jpg


こちらは「理由なき反抗」のジェームズ・ディーン!

この方はアパレル系の会社を経営されていて、ジェームス・ディーンといえばデニム着物。
ヘアスタイルもリーゼントっぽくしてきたとか!

d0028327_14452670.jpg

茶の湯でいえば「見立て」でしょうか。
アイディアと工夫で装いを楽しむ、着物好きの皆さんそれぞれお見事でした!


私のテーマはマルセル・カルネ監督「天井桟敷の人々」。
役どころは、アルレッティ演じるガランスに恋するジャン=ルイ・バローのバチスト。
フランスがナチス・ドイツの占領下に置かれた時期に製作され、反戦の願いも込められたことから、
白大島に型染めの帯でトリコロールカラーを表しました!

d0028327_14311531.jpg
足元はすっきりと、紅一文字の鼻緒。
d0028327_14312985.jpg
低めの段重ねです。
d0028327_14313240.jpg
「春の装い」はどうしようかと悩み、白大島に合わせても邪魔にならない桜の刺繍の半襟をつけました。
d0028327_15114919.jpg




「天井桟敷の人々」は映画そのものというより、浅草・千束にあった「ガランス」というカフェへのオマージュ。
中学生の頃から度々遊びに行っては、名物のチーズケーキをいただき、
お店の猫たちと遊びながらマダムの話を聞くのが大好きでした。
「ガランス」のマダムは、フランス映画とオペラをこよなく愛していて、
世界的にも有名なマエストロが演奏会で来日すると必ず会いに行き、よくお手紙を書いていました。
それほどフランス語が堪能なのに、フランスに一度も行ったことがないと言ってました。
若い頃、唐十郎の状況劇場と交流があったらしく、当時のアングラ演劇の話をよく聞いたものです。
画家の金子國義、人形作家の四谷シモン、作家の澁澤龍彦、舞踏家の麿赤兒など、
当時のキラキラした交友関係の物語に、私はいつも心ときめかせておりました。

金子國義先生の個展をお手伝いさせていただいたこともあります。
先生のお姉さまはいつも、ものすごく素敵な着物姿でした。
その頃より多少人生経験も積んだ今だったら、マダムの話はもっともっと面白かっただろうにと思います。



by TomitaRie | 2019-03-29 14:53 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
高反発素材の草履

「長く履いていても疲れない、クッション性のある草履が欲しい」とご来店されるお客さまが少なくありません。

通常のお草履も天面にはクッションが入っているので、私自身は毎日履いていてもさほど疲れを感じず、
疲れにくいためには、むしろ草履の軽さのほうが大事だと思っています。


でも足にトラブルのあるかた、外反母趾で足裏にアーチがないかた、また草履や下駄を履き慣れていないため足指に力がないかたなどは、草履のクッション性がより気になるのかもしれません。

真綿草履や低反発草履の場合、クッション性はあるものの、へこんだ跡が残ることがあります。

真綿草履はお値段もかなりお高いですしね(辻屋本店では扱いませんが、デパートなどでは5~6万円位かな)。

そこで、足をのせる天面部分に高反発素材を敷き込んだ草履をつくりました。
いくらクッション性があったほうがラクといっても、足を乗せたときに沈み過ぎると歩いていてよけいに疲れます。

また脱いだときに足跡が付いてしまったらがっかり。
こちらは高反発でクッション性はありながらも復元性もあります。
立ち仕事のかた、足が疲れやすいかたなどに向いていると思います。

d0028327_14514347.jpg


土踏まずの部分に膨らみのあるフォルムの牛革エナメル素材(1点限り)と、

d0028327_14515121.jpg

こちらは、つやを抑えた帆布素材。

d0028327_14514840.jpg


帆布素材は黒、白、淡いピンク、淡いグリーン、淡いグレーであつらえ可能です。
鼻緒しだいでフォーマルにもカジュアルにもなります。

写真はシルク印伝の鼻緒で、おしゃれ着物はもちろん、ちょっとフォーマル寄りのコーディネートにも似合います。


by TomitaRie | 2019-03-06 15:04 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
2階を少々改装しました!
俗に「ニッパチ」というように、2月と8月は売り上げが落ちるのが一般的ですが、
うちの場合、8月は下駄シーズンで忙しいので、2月が一年でいちばん静かといえます。

伝法院通りに移転して5年目に入り、以前から気になっていた部分を改装しました。
前の店舗で使っていたディスプレイ用の棚はサイズが合わず使いづらかったので、
きちんと採寸して家具を作ってもらいました。
その他、鼻緒を陳列する専用の棚を作り、お客さまが台と鼻緒を手に取りやすくしました。

元々、明るい空間だったのが、より明るくて見やすくなったと思います。
d0028327_14525837.jpg
d0028327_14530216.jpg
d0028327_14530648.jpg

下駄と同じく、草履も鼻緒の種類がたくさんありますので、
台との組み合わせは自由自在。その場で職人がお挿げいたします。
ディスプレイしてある鼻緒だけでなく、倉庫にもまだまだございますし、
ご希望のイメージをお伝えいただければ、あれこれお見せできます。
どうぞお気軽にご相談ください。

by TomitaRie | 2019-02-22 15:22 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
浅草でそろえた江戸着物

出版お披露目会での装いです。

d0028327_14232206.jpg

銀鼠の御召は唐獅子牡丹の織り柄。
友人の和裁士、須藤泉さんに仕立てていただきました。
こんなに細かい柄をぴったり合わせている腕の良さ!

d0028327_14222185.jpg


塩瀬の帯は、昔の三社祭の舟渡御ではないかと思われる風景が描かれています。
どちらも浅草公会堂前の「はんなり」で。


d0028327_14223195.jpg



ターコイズブルーの帯揚げは仲見世の「かづさや」。

青磁色の冠組の帯締めはメトロ通り「桐生堂」。

d0028327_14222516.jpg

切り芯細工を施した桜色の草履はもちろん「辻屋本店」。

d0028327_14223967.jpg


「文扇堂」の干支扇子と「ふじ屋」の手ぬぐい。

d0028327_14224385.jpg

そして「よのや」の柘植かんざしにしようか迷いましたが、この日のコーディネートにはシルバーが似合うのでこちら。
墨田区の「かざり工芸三浦」の花かご簪と、双葉葵の簪です。
三浦さんは歌舞伎役者や日本舞踊家のご注文で作っている錺職人。
東京はもちろん、京都の芸者さんからも注文があるそうです。
平成中村座・五軒長屋に出店されています。


d0028327_14225768.jpg
d0028327_14230050.jpg


by TomitaRie | 2019-02-06 14:26 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
出版お披露目会
昨日、『浅草でそろう江戸着物』の出版お披露目会を開催いたしました。
発売からだいぶ日にちが経っているにもかかわらず、60名を超える参加者となりました。
一介の履物屋が本を書かせていただけたのは、多くの方々のお力添えがあったからこそ。
そして本を買って読んでくださった皆さまには、心より感謝申し上げます。

d0028327_18051561.jpg

嬉しいことに、本を手にして、掲載されているお店を巡る着物のかたが日々いらっしゃるのです。
辻屋本店にもお立ち寄りくださって「いい本を書いてくれてありがとう!」とおっしゃってくださいます。
実用的な情報だけでなく、浅草の個性的なお店の人も知っていただきたいなと思って書いたのですが、
それぞれの人柄が表現された平野恵理子さんのイラストで、浅草という街の魅力がより伝わったのではないかと思います。

d0028327_18090902.jpg

会場の長瀧山本法寺は戦時中、禁演となった落語の台本を納めた「はなし塚」があることで落語好きには有名なお寺です。
私たち姉妹の母方の祖父母や叔父が眠っており、今回は特別に場所を貸していただきました。
きっと祖父母や母たちも、あちらで喜んでくれているでしょう。

開会のご挨拶の後、まずは柳家小里ん師匠に落語を一席お願いしました。
小里ん師匠は本法寺のすぐ近くにお住まいの、浅草生まれの噺家。
昭和44年五代目柳家小さんに入門、内弟子修行した、古典落語の名人です。
「親子酒」を演じた後、浅草の歳時記についてお話しいただきました。
とくに、今だ現役で神輿を担いでいる小里ん師匠、三社祭の話には熱がこもりました。

d0028327_17591009.jpg
d0028327_17585599.jpg

次に、平野恵理子さんとこの本の編集をしてくださった藤井恵子さん、そして私の3人で本づくりのエピソード、
そして浅草の街や人々についての座談会。
あの細やかなイラスト、とても苦労されたそうで、でもそのおかげで素晴らしい一冊になったのですから、平野さんには感謝しかありません。
藤井さんはこれまで何冊も、浅草に関する本を手掛けられていて「浅草はとにかく人物がおもしろい」とおっしゃっていました。

d0028327_17593077.jpg

皆さまにはささやかながらお土産を。
ちょうど初午に当たり、私たちの会の前は本法寺境内にある熊谷稲荷様で法要が行われていたのですが、初午にちなんで、
浅草の老舗「弁天山美家古寿司」の<まかないいなり>をご用意いたしました。
美家古寿司の代々の女将さんが、余ったすし飯でお弟子さん達にこしらえてきた味を受け継いでいるそうで、
辻屋本店お向かいのお豆腐屋さん「栃木屋」の油揚げを使用して商品化された人気の逸品です。
翌日に節分会を控え、浅草寺の<福豆>も一緒にお持ち帰りいただきました。

d0028327_18045898.jpg
d0028327_17500465.jpg


その後、場所を「神谷バー」に移動しての懇親会。
料理長が腕を振るってのお料理の数々、歓談に花が咲き、楽しい時間は瞬く間に過ぎました。
これからも皆さまと一緒に着物をとおして季節の移り変わりや、日本の伝統行事を楽しんでいきたいと思います。
そして、浅草の街をより一層好きになっていただけましたら幸甚です。

d0028327_17595696.jpg
d0028327_18000873.jpg
d0028327_17594556.jpg
d0028327_17594842.jpg

by TomitaRie | 2019-02-03 18:07 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
はきもの供養2019
今年も浅草神社様で特別な祝詞を上げていただき、私たちの足を守ってくれた草履や下駄に感謝を捧げました。


控室で玉串奉納の練習。
d0028327_13383537.jpg



皆さまから持ち込まれた不要な履物を神前に。
d0028327_13384078.jpg
d0028327_13384596.jpg


代表で私が玉串を奉納させていただきました。
d0028327_13384950.jpg
d0028327_13385491.jpg


「はきもの供養」は今年で第3回目。
参加者も持ち込まれる履物も年々増えております。

履物の街、浅草ならではの行事として、これからもより多くのかたに知っていただければ幸いです。
d0028327_13382161.jpg
d0028327_13385728.jpg




by TomitaRie | 2019-01-26 13:43 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
呉服店や百貨店が売りやすい商品は、果たして履き良いのか?
和装履物店とは、鼻緒挿げ職人が店に常駐している専門店です。
店に草履や下駄を並べていても、その場で鼻緒を挿げたり調整できなければ、
和装履物店とは呼べないと私は考えております。

なぜなら、靴と違ってサイズが細分化されず、鼻緒のみで足に固定する和装履物は、
歩きやすいように鼻緒を挿げる技を含めて、商品であるからです。
履きやすくするためには、単に鼻緒を緩めたり、詰めるだけでなく、
鼻緒のカーブや前緒と後緒のバランスなどで、足に合わせるのが大事なのです。

鼻緒が伸びて歩きづらくなったら再調整する。
踵が減ったら新しく交換する。
このようなメンテナンスはもちろん、着物との合わせ方、TPOによる選び方など、
和装の知識も合わせてご提供できるのが、専門店だと自負しております。

残念ながら、この数年で都内の老舗和装履物店がまた数店、廃業されました。
メーカーや問屋も含め、和装履物業界の衰退ぶりは、呉服業界よりさらに深刻です。
時代の変化といってしまえばそれまでですが、もっとも大きな原因は、
「和装履物業界が自分たちの強みを客観的に理解せず、発信していない」
という点であると感じています。

私たちのように伝統的な履物をつくっている店やメーカーにとって、
カレンブロッソが出回ったことも、かなり大きく影響しています。
当初は斬新なデザインと機能性により一部で話題になったのでしょうけれど、
ある時点から呉服店や百貨店で取り扱うようになり、全国的に広まりました。
理由のひとつは「挿げる職人が必要ないから」と考えられます。
呉服屋さんや百貨店で、挿げ職人を育成し、雇用するのは大変なので、
挿げの技が必要ないカレンブロッソは「売りやすい商品」です。

一方で、全国の履物屋さんは高齢化し、後継者不足で廃業し、どんどん減っています。
お客さまが本物の草履や下駄を目にしたり手に取る機会がますますなくなり、
呉服屋さんでは売りやすいカレンブロッソを勧められる…というぐあい。
繰り返しますが、鼻緒のある和装履物は、履きやすいように挿げる技を含めての
商品です。
昔ながらの履物を作るメーカー、扱う小売店は、その一番重要な点を
強調してきませんでした。

カレンブロッソは鼻緒が伸びても挿げ職人が再調整できません。
調整できるタイプも出たようですが、メーカーに送らなければなりません。


私たち辻屋本店は「職人がその場で、お客さまの足に合わせながら調整できる」
という伝統的な和装履物の優れた点を、これからも伝えていきたいと思います。
辻屋本店の取引先メーカーは努力を重ね、雨でも履けるおしゃれなデザインの草履など
伝統的でありながら機能性という点においても改善を進めています。

こちらのブログやホームページ、メルマガやSNSで日々発信していきますので、
ぜひチェックしてみてくださいね。

by TomitaRie | 2019-01-18 18:01 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
2018年を振り返る
いよいよ2018年もカウントダウン。
明日の大晦日は1年に1日だけの定休日。新年は元旦よりスタートです!

d0028327_17272022.jpg

一年をふりかえると、いろんなことがありましたが、相変わらず着物や古典芸能関係でのお出掛けが多かったです。
いっときより落語は減りましたが、歌舞伎座にはほぼ毎月(3階席か幕見ですが^^;)足を運び、
その他、日本舞踊や邦楽など、この商売だからこそのご縁をたくさんいただきました。

和の習い事も、少しずつ再開しています。
長唄の三味線は始めて2年。お稽古する時間がとれないので、なかなか上達しませんが。
生け花は1年。こちらも月1回なので、ぼちぼち。
さらに先日より、茶道のお稽古もスタート。
お茶は20代の頃、近所の教室に通っていたのですが、遊び半分だったので身になったとはいえず、
40代で福岡に転勤した際に再開して、2年半ほど通いました。
東京に戻って家業を継いでからは、あまりに忙しくて、お稽古はもう無理と諦めていたのですが、
最近自分で教え始めた友人が、月1回で無理ない範囲でもいいですよ、と言ってくれたので再開。
お勤めのかたと比べると、圧倒的に休みがとれないので、できる範囲で無理せず続けたいと思います。

さて今年いちばんのトピックスはやっぱり『浅草でそろう江戸着物』を出版できたこと!
共著の平野恵理子さん、晶文社の担当・足立さん、そして私と伴走してくださった編集者の藤井さんと打ち上げをしました。
d0028327_17274530.jpg

d0028327_17274888.jpg

この方たちがいらしたからこそ、しがない履物屋が本を出すなんてことができたのです。
ほんとうに感謝してもしきれません。
そして、本を読んでくださった皆さま、ありがとうございます!



最後に今年もこのブログを読んでくださり、心よりお礼申し上げます。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。







by TomitaRie | 2018-12-30 17:50 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)