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「きもの文化検定」4級に合格の通知が届きました。全日本きもの振興会が行う第二回の検定試験を秋に受けたのですが、4級はラクに合格と聞いていたものの、落ちたら恥ずかしいので周囲には黙っていました^^ それでもけっこうマジメに勉強したんですけどね。
合格が嬉しいのはもちろんですが、きもののイロハを基礎から勉強したことで、自信が持てるようになり、店での接客にも役立っていることがなによりよかったです。 ▲
by TomitaRie
| 2008-01-25 22:05
| 下駄・草履・和装のこと
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「どぜう 飯田屋」さんにて「浅草槐の会」の新年会が開かれ、妹と参加してきました。
今年はいよいよ観音様の御開帳があるということで、最初に文扇堂の荒井さんよりお話がありました。最初の御開帳は1654年のこと、その際は吉原の花魁12人が提灯を奉納し、大変話題になったとか。荒井氏は江戸時代からワープしてきたんじゃないかと思うほどいろんなことをよく知っていらっしゃいます。 同時期に奥山風景と平成中村座が開催されることは以前にも書きましたが、さらに両国の江戸東京博物館で、「浅草今昔展」が行われる予定で、中村勘三郎さんが赤坂で興行中にもかかわらず、テープカットに駆けつけてくださるとのこと。いつも浅草のことにご協力していただけるのにはほんとにありがたいことです。 以前メルマガにも登場していただきましたが、飯田屋さんは2階が広いお座敷で、どじょうやうなぎ以外にもお料理がいろいろあって、どじょうは苦手という人でも大丈夫。 ![]() 毎年、槐の会の新年会には中村屋の皆さんがゲストで来てくださるのですが、今年は残念ながら勘太郎さんが急用で来られなくなり、七之助さんお一人でみえました。とても感じのいい誠実な青年で、みんなが代わる代わるいっしょに写真を撮ってもらうのを、嫌な顔もせず対応している姿をみて、役者の修行もさることながら、舞台以外でも大変なのだろうなぁと思いました。 その新春浅草歌舞伎も今週いっぱい。私は午後の演目を観たのですが、2つともすごく楽しめました。 「祇園祭礼信仰記 金閣寺」では三姫のひとつでもある大役雪姫を市川亀治郎、大悪党の松永大膳を中村獅童が演じました。両手を縛られた雪姫に降り散る桜の花びらの場面が圧巻。 「与話情浮名横櫛」では七之助さんのお富が色っぽく、片岡愛之助の与三郎も適役と思いました。 ![]() ▲
by TomitaRie
| 2008-01-23 01:02
| 浅草
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朝日新聞の記事にて京都伝統工芸大学校のシンポジウムがあるということで、応募したところめでたく当選、原宿クエストホールに行ってきました。
ホワイエでは、同校の陶芸や蒔絵、竹工芸など卒業制作作品が何点か展示されており、開演前に見学。たった2年でここまで作れるようになるのはなかなかスゴイことであると思いました。 まずは茶道裏千家十五代家元の千玄室氏の基調講演。「心配りとものづくり」というお話でした。20代の頃、裏千家の茶道を少しだけかじっていたのですが、当時は単なる花嫁修業というか、深い意味も考えずにただお稽古に通っていました。 ここ最近、茶の湯関係のコミュニティに参加したり、和装人インタビューで茶杓師の方にお話をうかがったりして、またむくむくと興味が出てきたところなのです。 さて千玄室氏のお話は、とても心打たれるものでした。よく「伝統を受け継ぐ」という言葉を簡単に使いますが、千家500年、一代も欠けることなく受け継いできたというその重み、大変さが伝わってきました。 そして茶道の心とは…。それは日本中が日々戦いにあけくれていた戦国時代、千利休が「一服のお茶で武ではなく文をもっておさめる」という考えを伝えようとしたこと。利休の提唱した「侘茶」は家は漏らぬほど、食は飢えぬほどという簡素であることが大事であり、小さな何もない茶室で「今あなたのために、この一服のお茶を淹れます」という「一期一会」の世界であるということ。そして茶室では武士も刀を置いた丸腰であり、身分の差別なく平等であること。 また、茶は神仏にお供えするものであり、そこに媒介するのが「道の具」である。だからこそ、その道具を作る伝統を受け継ぐことの神聖な意味があるという。 1時間半ほどのお話でしたが、非常におもしろく引き込まれてしまいました。 その後、休憩をはさんで、同校の専攻教授である蒔絵の伝統工芸士、下出氏と京都学というのを受け持つ若村氏の座談会。 その後、実演で卒業生と現学生の方が竹工芸、仏像彫刻を見せてくださいました。お二人とも社会人を経て入学されたとのことです。 我が家の和装履物という仕事も、広い意味では伝統工芸といえるのかもしれません。一時は日本人の心から遠ざかってしまった下駄や草履ですが、やはりここ最近は、若い人たちの中でも興味を持ってくれる人が少しずつ現れてきています。 うちの店ではすげ職人の高齢化が大問題だったのですが、昨年、20代と30代の人が入ってくれて、今一所懸命がんばっています。 やはり2人ともまったく畑違いの仕事をしていたのです。昔は職人さんというと、中学を出て丁稚奉公で仕事を覚え、という道だったわけですが、今やそんな人はめずらしい。 他の世界を経験していることで、逆に目的意識がはっきりしている。そんなようなことを下出氏もおっしゃっていました。 ![]() ▲
by TomitaRie
| 2008-01-22 00:23
| 下駄・草履・和装のこと
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遅ればせながら、新年のご挨拶を。どうぞ今年もよろしくお願いいたします。
実は暮れから夫婦で浅草の実家に居候しており、昨晩、自宅に戻りました。 母の作っていたお節料理の味を思い出しつつ、何品か作って並べ、例年どおり元旦から店をあけて、忙しくお正月は過ぎました。 合間を縫って、近々東京に居を移すため引越し先を探す日々。おかげでからだはクタクタ、あまりに背中が痛くて、さっき中華街の王さんに鍼をうってもらったほど^^; 王さんには以前、メルマガでインタビューしましたが、新年早々、治療院も繁盛しているようで、今日もやっと予約をいれてもらいました。 今年はまた東京に戻るということで気分もあらたに、これまでより更新を早く、お客さまのご要望にさらにお応えするべく、一層魅力ある「下駄屋.JP」にしてゆきたいと思っております。 2008年は、観音様の本堂落慶50周年記念で大開帳があり、それに合わせて奥山風景、平成中村座の興行も楽しみです。 浅草で江戸の風情を味わっていただき、また和装ファンがますます増えることを祈り、皆さんのお越しをお待ち申し上げます。 ![]() ▲
by TomitaRie
| 2008-01-11 18:58
| 浅草
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浅草辻屋本店 下駄屋.jp
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