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『浅草でそろう江戸着物』

拙著が書店に並び始め、Amazonでご予約くださったかたにも届いているようで、ご報告をいただいております。

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読売新聞にも広告が出ていて感激です。

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この本で紹介させていただいた24軒に、ご挨拶とお礼に伺いました。


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<今昔きもの胡蝶>
胡蝶さんのお稽古場へ。お弟子さん方もさっそくご購入くださいました。



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<はんなり>

隅田川沿いの8階で眺めの良い本社で、中瀬社長にご挨拶。



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<リサイクル着物 福服>
店長のさくらちゃんは9月末に退職されたのですが、
福服店内で時々、着付けレッスンを行うそうです。



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<荒井文扇堂>

このイラストは亡きお父上にも似ていると思います。



「生活の中の着物」が当たり前に生きている浅草、街がどんどん変わりゆくなかで、
地道に頑固に商売を続ける店、店主たちの素顔を書きました。
ぜひ読んでみてください!



Amazonのご注文は、こちらです!
https://amzn.to/2CpdjVu


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by TomitaRie | 2018-10-31 17:45 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
十八世勘三郎丈を偲んで
浅草での平成中村座歌舞伎公演を来月に控え、今朝、山谷堀「平成中村座発祥の地 記念碑」の前で、十八世勘三郎丈を偲ぶ集まりがありました。

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6年前に勘三郎さんをお見送りしたのと同じ場所で、仲見世のお神輿とお囃子が出ました。
各町会の青年部が担ぐ神輿を秋晴れの空の上から勘三郎さんは眺めていたでしょうか。

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そして勘九郎丈、七之助丈をはじめ、中村屋一門の皆さんも駆けつけてくださいました。

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最後に役者さん達、街の人々、そしてこの場に集まった皆さんで寄せ書きました。これは平成中村座で見られるそうです。



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by TomitaRie | 2018-10-30 18:18 | 浅草 | Comments(0)
浅草寺宝蔵門「大わらじ」奉納
浅草寺の宝蔵門、本堂側に一対の「大わらじ」が掲げられているのをご存知でしょうか。
「このような大きなわらじを履くものがこの寺を守っているのか」と驚いて魔が去っていくと言われています。

「大わらじ」は山形県村山市より10年に一度奉納されています。
昭和16年に始まり、今年で8回目とのこと。

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長さ4.5メートル、幅1.5メートル、重さ500kg。
村山市の皆さんが担いで、伝法院の門前より出発、オレンジ通り→雷門通り→仲見世→宝蔵門とお練り、無事奉納されました。

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by TomitaRie | 2018-10-21 16:30 | 浅草 | Comments(0)
『浅草でそろう江戸着物』

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ようやく本が出来上がりました!
今日、晶文社の編集者さんと営業さんが見本誌を持ってきてくださいました。

浅草は江戸好みの着物、日常の和装がすべてそろう街。
着物だけでなく簪、帯締など小物や下着まで、和装まわりのお店24軒、富田里枝がご紹介しています。
履物に関するQ&Aもあります!
書店に並ぶのは来週になるそうですが、AMAZONで予約注文できますので、ぜひポチっとご購入いただければ嬉しいです!





偶然にも今日は観音様のご縁日で、金龍の舞が青空の下、荘厳なお姿を見せてくださいました。
良い前兆!と嬉しく思ったしだいでございます。

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by TomitaRie | 2018-10-18 17:50 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
江戸文字と歌舞伎座
竜泉の「西徳寺」にて行われた「燈虹会」という文化講座で、江戸文字書家・橘右之吉師匠のお話と実演がありました。
中村勘三郎丈の墓所があるお寺です。

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江戸文字には、芝居文字(勘亭流)・寄席文字・相撲文字)などがあります。
橘右之吉師匠は国立劇場のポスターをはじめ、従来の寄席、千社札、奉納額、招木や
浅草観光連盟、東都のれん会など多くの仕事を手掛けています。

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辻屋本店の看板も右之吉師匠の筆耕です。

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そして翌日、歌舞伎座昼の部へ。
イヤホンガイドで幕間に勘三郎襲名の際の懐かしい声が聴けます。
「勘三郎」のサインを練習するとき、橘右之吉師匠に指導を受けたというエピソードがありました。

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by TomitaRie | 2018-10-13 14:53 | 伝統芸能 | Comments(0)
着物のルールと伝統
街中で突然、着物の着方が間違っていると指摘する「着物警察」と呼ばれる人々(主に中高年女性らしい)がネット上で話題になっています。
私は遭遇したことがありませんが、着物初心者の中には自分の着姿やコーディネートに自信が持てず、着物を楽しめなくなってしまう人たちもいるようです。
先日ご来店されたお客さまが「歌舞伎座へ行くのに紬はダメなんですよね」とおっしゃるので、びっくりしました。
誰がそんなこと言っているのですか?と聞くと「ネットに書いてありました。紬は労働着だから歌舞伎観劇には向かないって。」
着物は季節や格によって決まりごとがあるから、間違えないようにインターネットで調べるというかたは多いと思います。
でも手軽に得られるネット上の情報がすべて正しいとは限りません。

紬は格が低いとされるのは、農家でくず繭を自分たち用に織ったのが紬の始まりという理由。
しかしながら、それはずっと昔の話です。
そもそも歌舞伎は大衆芸能なのに、なぜ紬はダメなのでしょう。意味がわかりません。
『きもの文化と日本』という本を興味深く読みました。「きものやまと」の社長である矢嶋孝敏さんと経済学者の伊藤元重さんの対談形式になっています。
その中で矢嶋さんが「昔は、染めの着物は値段が高くて上流階級しか着ることができず、庶民は織りの着物だったため、染めは織りより格上となったのだろうけれど、いずれにせよ過去の話」とあります。
着物のルールを書いた本にはたいてい、結婚式に紬を着てはいけないと書いてありますが、着物スタイリストの石田節子さんは結婚式にも紬を着て行きますとおっしゃっていました。
吉祥柄の帯や小物を合わせたり、お祝いの気持ちを表す装いなら、構わないかもしれません。

着物の店を銀座に持っていたこともある作家の白洲正子さんは、お嬢さんの結婚式にお気に入りの作家に染めてもらった梅の柄の御召しに金の帯を合わせて出席したと、お嬢さんが本で書いています。
白洲正子さんだからできることであって、新婦の母親が黒留袖以外を着るのはなかなか勇気が要ると思いますが…。
とはいえ伝統とかルールとか思い込んでいることが、実は近代になってからの決まり事だったりするのです。

「いまの着物のルールなんて、たかだかこの40年ぐらいのもの」と矢嶋さんは指摘されています。
たとえば江戸時代半ばまでは帯の結び目は前や横にあったりしたのが、世の中が平和になると今のように太い帯になり、後ろで結ぶようになりました。
お太鼓結びが登場したのは江戸末期。辰巳芸者が亀戸天神の太鼓橋に似せて結んだのが始まりといわれます。
従来の丸帯は重くて結びづらいので大正7年に袋帯が生まれます。名古屋帯が考案されたのが大正3年なので、袋帯のほうが後なのですね。

さらに驚くのは、訪問着は大正4年に三越百貨店が発明したのだそうです。
フォーマルでもなくカジュアルにも寄り過ぎない着物。
欧米で上流階級が外出するときに着るビジティングドレスを直訳したものとか。
とすれば一般庶民に必要なのか、どこへ誰を訪問するの?という疑問が出てきますが、要はワンランク上の生活を夢見る提案なのではないかと。

着物の入門書には必ず、留袖、訪問着、付下げ…と着物の格について載っていますが「あんな序列は、きもの業界の策略に近い」と矢嶋さんはばっさり。
周りに不快感や違和感を与えるのも困りますが、いまのルールは絶対ではないということを頭の隅に置いておけば、間違いを怖がらずに着物を楽しめるのではないかしら。
紬で歌舞伎座、まったく問題ないですよ!

10月歌舞伎座、11月平成中村座(浅草です!)は十八世中村勘三郎七回忌追善公演 です。
中村屋ファンの皆さま、こちらの鼻緒をお好きな草履に挿げて、歌舞伎観劇はいかがでしょうか。
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by TomitaRie | 2018-10-03 18:31 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)