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2階を少々改装しました!
俗に「ニッパチ」というように、2月と8月は売り上げが落ちるのが一般的ですが、
うちの場合、8月は下駄シーズンで忙しいので、2月が一年でいちばん静かといえます。

伝法院通りに移転して5年目に入り、以前から気になっていた部分を改装しました。
前の店舗で使っていたディスプレイ用の棚はサイズが合わず使いづらかったので、
きちんと採寸して家具を作ってもらいました。
その他、鼻緒を陳列する専用の棚を作り、お客さまが台と鼻緒を手に取りやすくしました。

元々、明るい空間だったのが、より明るくて見やすくなったと思います。
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下駄と同じく、草履も鼻緒の種類がたくさんありますので、
台との組み合わせは自由自在。その場で職人がお挿げいたします。
ディスプレイしてある鼻緒だけでなく、倉庫にもまだまだございますし、
ご希望のイメージをお伝えいただければ、あれこれお見せできます。
どうぞお気軽にご相談ください。

by TomitaRie | 2019-02-22 15:22 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
浅草でそろえた江戸着物

出版お披露目会での装いです。

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銀鼠の御召は唐獅子牡丹の織り柄。
友人の和裁士、須藤泉さんに仕立てていただきました。
こんなに細かい柄をぴったり合わせている腕の良さ!

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塩瀬の帯は、昔の三社祭の舟渡御ではないかと思われる風景が描かれています。
どちらも浅草公会堂前の「はんなり」で。


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ターコイズブルーの帯揚げは仲見世の「かづさや」。

青磁色の冠組の帯締めはメトロ通り「桐生堂」。

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切り芯細工を施した桜色の草履はもちろん「辻屋本店」。

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「文扇堂」の干支扇子と「ふじ屋」の手ぬぐい。

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そして「よのや」の柘植かんざしにしようか迷いましたが、この日のコーディネートにはシルバーが似合うのでこちら。
墨田区の「かざり工芸三浦」の花かご簪と、双葉葵の簪です。
三浦さんは歌舞伎役者や日本舞踊家のご注文で作っている錺職人。
東京はもちろん、京都の芸者さんからも注文があるそうです。
平成中村座・五軒長屋に出店されています。


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by TomitaRie | 2019-02-06 14:26 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
出版お披露目会
昨日、『浅草でそろう江戸着物』の出版お披露目会を開催いたしました。
発売からだいぶ日にちが経っているにもかかわらず、60名を超える参加者となりました。
一介の履物屋が本を書かせていただけたのは、多くの方々のお力添えがあったからこそ。
そして本を買って読んでくださった皆さまには、心より感謝申し上げます。

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嬉しいことに、本を手にして、掲載されているお店を巡る着物のかたが日々いらっしゃるのです。
辻屋本店にもお立ち寄りくださって「いい本を書いてくれてありがとう!」とおっしゃってくださいます。
実用的な情報だけでなく、浅草の個性的なお店の人も知っていただきたいなと思って書いたのですが、
それぞれの人柄が表現された平野恵理子さんのイラストで、浅草という街の魅力がより伝わったのではないかと思います。

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会場の長瀧山本法寺は戦時中、禁演となった落語の台本を納めた「はなし塚」があることで落語好きには有名なお寺です。
私たち姉妹の母方の祖父母や叔父が眠っており、今回は特別に場所を貸していただきました。
きっと祖父母や母たちも、あちらで喜んでくれているでしょう。

開会のご挨拶の後、まずは柳家小里ん師匠に落語を一席お願いしました。
小里ん師匠は本法寺のすぐ近くにお住まいの、浅草生まれの噺家。
昭和44年五代目柳家小さんに入門、内弟子修行した、古典落語の名人です。
「親子酒」を演じた後、浅草の歳時記についてお話しいただきました。
とくに、今だ現役で神輿を担いでいる小里ん師匠、三社祭の話には熱がこもりました。

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次に、平野恵理子さんとこの本の編集をしてくださった藤井恵子さん、そして私の3人で本づくりのエピソード、
そして浅草の街や人々についての座談会。
あの細やかなイラスト、とても苦労されたそうで、でもそのおかげで素晴らしい一冊になったのですから、平野さんには感謝しかありません。
藤井さんはこれまで何冊も、浅草に関する本を手掛けられていて「浅草はとにかく人物がおもしろい」とおっしゃっていました。

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皆さまにはささやかながらお土産を。
ちょうど初午に当たり、私たちの会の前は本法寺境内にある熊谷稲荷様で法要が行われていたのですが、初午にちなんで、
浅草の老舗「弁天山美家古寿司」の<まかないいなり>をご用意いたしました。
美家古寿司の代々の女将さんが、余ったすし飯でお弟子さん達にこしらえてきた味を受け継いでいるそうで、
辻屋本店お向かいのお豆腐屋さん「栃木屋」の油揚げを使用して商品化された人気の逸品です。
翌日に節分会を控え、浅草寺の<福豆>も一緒にお持ち帰りいただきました。

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その後、場所を「神谷バー」に移動しての懇親会。
料理長が腕を振るってのお料理の数々、歓談に花が咲き、楽しい時間は瞬く間に過ぎました。
これからも皆さまと一緒に着物をとおして季節の移り変わりや、日本の伝統行事を楽しんでいきたいと思います。
そして、浅草の街をより一層好きになっていただけましたら幸甚です。

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by TomitaRie | 2019-02-03 18:07 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)