下駄屋barオープン!
今年の夏も、下駄屋barオープンしました!
7日、8日の「入谷朝顔まつり」と9日、10日の「浅草ほおずき市」の4日間。
週末はひっきりなしにお客さまがお越しくださり大盛況!
冷たいビールや日本酒でひと息ついてから、
朝顔まつりや盆踊りへお出掛けになるかたもいらっしゃいました。


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# by TomitaRie | 2018-07-09 17:15 | Comments(0)
何のために続けるか
最近、各所で何人かの経営者に興味深いお話を聞く機会がありました。


「サイゼリヤ」創業者、現会長の正垣泰彦さん。

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「人間のからだは細胞からできている。遡れば分子レベルになり、さらには電子レベルに、そして波動に、最後はエネルギーとなる。
いちばんの元であるエネルギーの特徴は、調和し良くなる方向へ変化すること。エネルギーは孤立しない。もしあなたに苦しみがあるのであれば、それは迷いがあるからで、エネルギーに逆らわず、誰かの役に立つために動けばよいのだ」

「動機善なりや、私心なかりしか」京セラの創業者、稲盛和夫氏の言葉を思い出しました。

サイゼリヤは現在1400店舗を超えたそうです。「正確に何店舗あるのか知らない」とおっしゃってました。「お年寄りから子供まで、家族や友人といろいろ話しながら食事を楽しむために店はある。財布の中身を気にしないで、おいしく食べれば、自分の本心を家族や友人に話すことができるようになる。」
企業の規模は大きくなっても、この理念が行き渡っているのであれば、本当にすごいことだと思います。




水道橋の「庭のホテル」にて、「竺仙」五代目当主、小川文男さんと、きものファッションコーディネーターとして草分け的存在である江木良彦さんとのトークイベントがありました。「伊右衛門」のCMや「ヨルタモリ」での宮沢りえさんのスタイリングで話題の江木さんのことは、また次の機会に書くこととします。
「竺仙」は創業172年の江戸小紋、浴衣を中心とした呉服屋。初代の俳号が竺仙だったとか。
今や有名百貨店や高級呉服店でも引っ張りだこ、竺仙の浴衣は和装好きの憧れですが、戦後は浅草に店を構えていたそうです。

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小川社長のお話。「自分の代になるまでは、相当な苦労もあった。ここまで続いてきたのは、妥協しないものづくり。大きく儲けないでやってきたこと。自分の店だけ良ければいいとは考えなかったこと」
安価なプリントの浴衣が大量に売られている今、時間もコストもかかる職人の手仕事にこだわりつつも、時代に添った商品を作り、ブランドを確立している竺仙。
高レベルの技を持つ職人を抱えるのは、どれほど大変か。竺仙の職人さんには若い人も多いそうです。
いかに安く多くの人々に提供するか、というサイゼリヤとは真逆ですが、どちらもものすごい企業努力をされているということでしょう。


浅草のすき焼き専門店「ちんや」六代目、住吉史彦さん。
先日、住吉さんと茨城の「磯蔵酒造」五代目、磯貴大さんのトークイベントがありました。

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ちんやは創業138年、磯蔵酒造も創業150年の老舗です。「適サシ肉」「ライスィな酒」についての熱いトークは大変おもしろかったのですが、ここでは住吉さんのブログから抜粋。
「…なのに日本人はムードに流されます。日本人の集団志向・絆の強さは、災害時には良い方向に作用しますが、同時に日本という国は、その集団志向による失敗をし易い国であって、平時や景気良さげなムードの時には特に気をつけないといけません。
逆に生き残った老舗はこれまで、そういう失敗から身を守って来ました。平時の老舗の姿勢の根本は懐疑主義あるいはバランス感覚であるべきだと私は考えています。
災害時に地震の揺れや津波は建物を破壊しますが、それは本当の資産ではありません。日本人が本当の資産であるソフトウエアとお客様との関係を大切にし続ければ、これからも残って行く企業はあると思います。
反対に、浮ついたムードは人の心を壊します。
地震は人の心を壊せません。津波も人の心を壊せません。火山も、台風も、戦争も人の心を壊せません。なのに、それらが壊せなかった人の心を、いっときの利益の為に失ったらかなり悲しいと私は今深く心配しています。」

浅草の花街で長く続いた料亭がまた一軒、姿を消しました。跡にはマンションが建つそうです。料亭は日本文化の集積といってもよい存在です。
料亭一軒なくなることが、浅草の花柳界にとって、街の歴史にとって、日本文化にとって、どれほどの痛手か、まったく意に介さない不動産投資。

7年前に辻屋本店を継いだ際、なぜ商売を続けるのか、なぜ履物専門店が必要なのか、何度も何度も考えました。
100年を超える老舗で、お金儲けだけが目的という経営者はいないのではないか。世間様から喜ばれ、必要とされる存在でありたいからこそ、辛いときも逃げずに歯を食いしばって持ちこたえ、次世代につないできたのです。


目先の経済効果しか考えない経営、
自分の会社、店の利益しか考えない経営、
経営者の私利私欲のための経営、
これらは決して長くは続かない。


あらためて、いろいろ考えさせられた1週間でした。

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# by TomitaRie | 2018-06-26 16:59 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
第一回 浅草ブラボー!
浅草の呉服店「はんなり」と辻屋本店のコラボイベント第二弾、
「ジャクソン・ポロックを帯にせよ」無事終了いたしました!

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気鋭の染色作家、仁平幸春氏をゲストにお招きし
「はんなり」社長、中瀬さんとの熱いトークを展開、
私は司会進行をつとめさせていただきました。

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「着物は心にズキュン!と響くものでなければ」という中瀬さん。
呉服業界全体が沈んでいる時代、売り手側は無難でありきたりな
着物や帯ばかり作ってしまうのが現状だけれど、
それでは着る側が買いたいと思えない。
営業テクニックで売っているのは、もう限界がある…
などなど、かなり呉服業界の裏側にも踏み込んだ内容でした。

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一方、仁平さんは元々は料理人だった経歴ですが、
料理と染色はかなり近いとおっしゃっていました。
持ち込まれる相談は、ずいぶん無理難題も少なくないそうですが、
それをこなしてしまう実力と感覚に、中瀬さんも絶大な信頼を置いているようです。

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お二人の共通する考えはこういうことだと思います。
着物を着る人もさまざまだけれど、今や趣味や生き方も多岐にわたり、
歌舞伎や文楽を観る、旅行をする、コンサートに行く、絵画鑑賞する、グルメなど、
いろんな選択肢のひとつに、和装でおしゃれすることがあり、
作る側も売る側も、そういったことに並んで選ばれることを意識しなければならない。

うちは履物屋ですが、とても刺激的で共感することがたくさんありました。
商品をただずらりと並べていても、魅力がなければそっぽを向かれてしまう時代。
私が四代目を継いで5年、先代のやり方とはかなり変えてきました。
単に問屋から仕入れた商品を売るだけではなく、
「これはいい!」と自分たちが自信を持っておすすめできる商品をセレクトし、
お客様それぞれの着物コーディネートがより素敵になるような一足をご提供する。
辻屋本店ならではの、個性を持った草履や下駄をメーカーといっしょに作っていく。
こういったことを心がけてやってきましたし、これからも続けてまいりたいと思います。

私の装い。
この日は涼しかったのですが、竺仙の長板中形を初おろし。
毎年、夏になると竺仙の浴衣にうちの下駄をコーディネートさせていただくことが
多々あるのですが、自分では持っていなかったので、
今年の展示会で思い切って自分用に求めました。
ずっと憧れていた長板中形ですが、しばらくは藍が落ちるということなので、
帯はリサイクルで見つけた破格のもの。
履物は新入荷の三味角舟形です。
鼻緒は八重山の織り生地を仕立てたオリジナル。
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# by TomitaRie | 2018-06-19 12:31 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
出版記念パーティーへ
作詞家、エッセイストの吉元由美さんの新刊「自分という物語を生きる」の出版記念パーティーにお邪魔しました。
河合奈保子、田原俊彦、松田聖子、といった往年のアイドルからジュディ・オング、八代亜紀、加山雄三など大御所の歌手に数々の歌詞を提供、なかでも杏里とは「SUMMER CANDLES」など多数の名曲を生み出し、最近はドラマ「陸王」で再ブレークした平原綾香『Jupiter』の歌詞も由美さんの作品です。

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由美さんとのご縁は、友人の紹介で参加した語り合う会で幾度か、深く濃い時間を過ごしたのが始まりです。
今年の2月、皇居の勤労奉仕でも3日間、ご一緒させていただきました。
由美さんから発せられる言葉はひとつひとつがキラリと光り、心に響き、言葉を仕事にする人は違うなぁとお会いするたびに思います。
この本がなんと、56冊目のご著書だそうです。

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赤坂の小さなレストランで立食で行われたパーティーはたくさんの人々がお祝いに駆け付け、華やかなひとときでした。
締めのご挨拶で由美さんの語った言葉です。
「失敗談は滑らない。苦労話は武勇伝。」
私も50歳を少し過ぎ、これからの人生で勇気をもって恐れず前を向いて、自分の物語を紡いでゆきたいと思います。


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# by TomitaRie | 2018-06-14 13:46 | | Comments(0)
永野章一郎伯父のこと
先日、母の兄、つまり私にとっての伯父が88歳で亡くなりました。
通夜、告別式は遺言によって身内だけで行い、数日後、浅草観光連盟の主催で本葬儀が執り行われました。
平日の昼間にもかかわらず、500人近い弔問客が来てくださり、あらためて伯父の遺したものの大きさに驚きました。
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菩提寺である田原町の本法寺は、若い住職が誠心誠意、葬儀をつとめてくださり、浅草神社・禰宜の矢野氏には心のこもった弔辞をちょうだいしました。
信仰深かった伯父は、浅草神社にも本法寺にもずいぶん心を寄せて若い後継者たちを応援していたようです。
お二人が涙をこらえて伯父との思い出を話されるのを聴き、本当に人格者だったのだなぁと思いました。

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私の両親は隣同士で結婚したので、私はどちらの親戚もすぐ近くにいる環境で育ちました。
母方の祖父は代々、浅草で漆器屋を営んでおりました。第二次大戦後、国産の漆が手に入らなくなって商売を続ける気持ちがなくなり、まだ大学生だった長男に家督を譲ったそうです。伯父は、戦後焼け野原になった東京で何をしようか考えていたときに、銀座の街で輸入雑貨を扱う店を見て「これからは洋装だ!」と思い立ち、「紅ばら」という紳士用品店を始めました。
何の伝手もない商売だったので取引先の開拓から何から、ひとつひとつ試行錯誤だったとか。ファッションブランド「JUN」創業者の佐々木氏が、風呂敷に商品を包んで小売店をまわり、とびこみ営業していた頃に出会い、東京ではJUNを扱う第一号店となったとのこと。
若く向上心に燃えた伯父は、VANの創業者である石津謙介氏に是非にも会いたいと神戸の自宅を訪ねたそうです。誰からの紹介もなく突然訪ねたにも関わらず、石津氏は快く会ってくれて、若きビジネスマンである伯父に取引先を紹介したり、商売のアドバイスをしてくださったと聞きました。
おりしも60年代のアイビールックのブームと相まって商売は軌道に乗り、当時は映画館通りと呼ばれた六区興行街にも出店。その頃は1階が店で、2階、3階に伯父家族と祖父母が暮らしていたので、子どもの頃はしょっちゅう遊びに行きました。
時代の先駆け的な商売を成功させ、父母と4人の弟妹の生活の面倒をみていた伯父は、街の仕事の数々も任されることとなります。
高度成長期から70~80年代の浅草はちょうど時代の転換期を迎えており、東京の中心が西側へ移っていった頃でした。
古くからの興行地だった街の様相が変わるなか、三社祭や金龍の舞など歴史ある行事、浅草サンバカーニバルや新春歌舞伎など新しいイベントなどにも力を注ぎました。
浅草神社の総代、浅草観光連盟会長など浅草のために多くの要職を務め、また台東区教育委員や蔵前幼稚園理事長など教育関係にも貢献することとなります。

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一方で家族をとても大切にする人でした。私の母とは10歳離れていましたが、母は伯父のことをとても尊敬していました。母方の親戚は仲が良く、祖父母が元気だった頃は毎年お正月に親戚で集まる新年会を開いたり、夏休みには何家族かでいっしょに旅行したりしたものです。
身内と街の仕事とはまったく切り離していましたので、本葬儀でお会いした何人もの方たちに「親戚だったなんて知らなかった!」と言われました。
私が辻屋本店を引き継ぎ、店舗の移転などで悩んでいたときにも相談に乗ってくれて、その後、新店舗をオープンしてからは、総代の仕事で浅草神社へ行った帰り道、必ず様子を見に来てくれました。
昨年までは変わらずに、背筋をピッと伸ばしスーツをパリッと着こなしたお洒落な伯父さんに会っていたので、いまだに亡くなったことが信じられない気持ちです。
昨年3月、私の友人がある研究のために浅草の人々にインタビューしたいということで、伯父に協力してもらい、戦前戦後の浅草について話を聴きました。その録音が残っているので、近いうちにテープ起こしして、文章にまとめたいと思っています。

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# by TomitaRie | 2018-06-09 16:45 | 浅草 | Comments(0)
今年の三社祭
お天気にも恵まれて、今年も健康で無事にお祭りを楽しめたこと、
心からありがたいなぁと感じています。


【1日目、神酒所の役員さんたち】

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【2日目、女性部のお手伝い】
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【3日目、宮入り】
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# by TomitaRie | 2018-05-21 17:36 | 浅草 | Comments(0)
浅草のGW
ゴールデンウィーク真っ最中!
昨夜は大荒れのお天気でしたが、おおむね晴天が続き気温も上昇、夏日が続いています。
浅草はものすごい人出です。
地方から遊びに来ている国内観光客が増えたせいか、
いつもより外国人観光客の割合が少なく感じます。

それでも毎日、世界各国から訪れる人々。
辻屋本店にもアジア、欧米、中東とさまざまな国からのお客さまがお買い物してくださいます。

昨日はハワイから。
下駄を気に入ってくださり、2足もご購入。
さらに軽装雪駄も。
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どこかで見たことあるなぁと思いつつ、一緒に写真を撮っていただきました。
フェイスブックに投稿したところ、浅草の知人でフラを習っているかたから、
カムエラというハワイで超有名なフラのグループの継承者 クネヴァ ムックさんという方ですよ〜」
と教えていただきました。

とても穏やかで、素敵なかたでしたよ♪


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# by TomitaRie | 2018-05-03 12:06 | 浅草 | Comments(0)
「じゅん散歩」浅草編
テレビ朝日で午前中に放送している「じゅん散歩」は高田純次さんが街歩きしながら、
あの独特な持ち味で街の人とコミュニケーションする番組。
先日、桜満開の浅草に取材陣が訪れ、私も少々テレビに映りました^^;
「〇日の〇時頃、お店の前にいてください」とあらかじめご連絡がありましたが、
何を話すかはじゅんちゃん次第。
その場で急に「何かおもしろいこと言ってください」って言われてもねぇ…
バラエティ番組に出演するタレントやお笑い芸人って、やっぱりすごいんだなーと思います(笑)。

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# by TomitaRie | 2018-04-17 11:50 | 浅草 | Comments(0)
美しい映像を制作していただきました
「IN THE SHADOW OF」


昨年の秋、カナダの制作会社より取材の依頼がありました。
世界各国の代表的建築物(エッフェル塔、コロッセオ等)の近くで生活する職人たちにインタビューしたショートドキュメンタリーを制作していて、
日本では浅草寺と辻屋本店を取り上げたいとのこと。
パリのエッフェル塔近くで日々パンを焼いている職人さんの映像を見せていただいたら、
とても美しく素敵だったので、お引き受けしました。

メールでのやり取りの後、コーディネーターとカメラマン、ディレクターの3人でやって来ました。
ディレクターのJanieさんのお父さんが手作りしたメープルシロップをお土産にいただきました。

撮影は2日間で、1日目は夕方から仲見世と浅草寺、2日目は店内でのインタビューです。
外の撮影の日は台東区のフィルムコミッション担当のかたも同行し、
仲見世を何度も行ったり来たり、
おみくじを引いたり、手を合わせているところをいろんな角度からカメラを回して、
雨の中、約3時間くらい撮影してけっこう大変でした。


ようやく先日、映像が出来上がったという連絡がありました。
自分の動画を見るのは恥ずかしいのですが、映像自体は素晴らしく格好いいので、
是非ご覧ください!


この動画はTestemade (URL : https://www.tastemade.com/, 視聴者数月間100万人以上、視聴可能国200国以上) というサイトで公開しています。
他にもローマのパンテオン、ペルーのマチュピチュやアリゾナのネイティブアメリカンなど、
どれも大変美しい映像です。


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# by TomitaRie | 2018-04-11 13:36 | 浅草 | Comments(0)
着物で迎賓館を見学
先日、着物好きのお仲間と、迎賓館赤坂離宮を見学してまいりました。
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11時の集合でしたがすでに入り口には長い列。私たちは予約していったのでそれほど待たずに入れました。
迎賓館はかつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった場所に、東宮御所(当時の皇太子の新居)として10年の歳月をかけて明治42年に建設されました。
鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドルの弟子、片山東熊(かたやまとうくま)の総指揮の下に、当時の一流建築家や美術工芸家が総力を挙げて建設した、日本で唯一のネオバロック様式の西洋風宮殿建築。
室内装飾や部材発注のためにわざわざ欧州に職人を派遣し技術を習得させたり、東熊自身も海外に出向くほどの力の入れようでした。
ウィーンの王宮やルーブル宮殿に模された豪華な建物は、あまりに豪華すぎて昭和天皇や今上陛下が一時期お住まいになった以外、東宮御所としてあまり使用されることはなかったそうです。
昭和になって戦後、迎賓館として生まれ変わるために村野藤吾(むらのとうご)の設計で改修工事がされ、ヴェルサイユのグラン・トリアノン宮殿を参考に金箔や塗装、天井絵画なども修復されました。

この日参加したのは年に何回か着物でお出掛けする会で、毎回主催者が決めるドレスコードがあるのですが、この日は「訪問着」でした。
普段はかたい着物だし、訪問着はめったに着る機会がないので気分が上がります。
明るいグリーンの訪問着はうちのお客さまでもある「Salon de MICHIKA Collection」でいただきました
迎賓館らしく(?)老松の柄の袋帯です。
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草履は白のパールレリーフ。革加工の技術でトップクラス「山菱」の草履です。先々代より辻屋本店が絶対の信頼を置いています。
もったいなくてこれまで自分では履いたことがなかったのですが、売っていながらそれはよくないなーと思い、自分用に一足購入。
芯には最上級のコルクを使用し、空洞を施すことでさらに軽く仕上げているので、ものすごく軽くて履き心地良いです。
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迎賓館のお庭で皆さんと写真を撮るのに砂利の上をずいぶん歩いたので心配しましたが、底裏の素材も良いためまったく問題ありませんでした。
白の草履は着物の格に関係なく合わせられるので、一足お持ちになるとよいと思います。
結婚式や式典などでは、帯地や金彩の入った鼻緒や台のフォーマル草履がよりふさわしいと思いますが、
この日のようにお出掛けやパーティーなどでは白の草履で構いません。
つま先から少しのぞくパールレリーフの柄は光の加減で陰影が出て美しく、品良くコーディネートできると思います。

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# by TomitaRie | 2018-04-05 15:33 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)