満開の桜と古典芸能
あっという間に満開になった東京の桜。
浅草は週末からお花見客でいっそうの賑わいです。
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いつも以上に仲見世はすごい人。
スカイツリーと桜の写真を撮る外国人でいっぱいの隅田公園。

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今年の冬はたいそう寒かったので、急に春が来て慌ててしまうような。
そんな中、古典芸能続きのここ数日。
先週のオフは、仁左衛門と玉三郎の美しいカップル、話題の「にざたま」でうっとり!
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翌日は浄瑠璃の野澤松也師匠の三味線の会。
友人がマネージャーをやっているので、時々誘っていただきます。
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翌日は、私が通っている長唄の社中のおさらい会。
私自身は始めたばかりでまだまだ人前で演奏などとても無理なので、先輩方の演奏を聴かせていただきました。
身内や知人だけの、なごやかで温かい演奏会でした。
私は出演するわけではないので、何を着て行ったらよいか迷いましたが、
こういった迷う場面では、色無地に派手すぎない袋帯。

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祖母の着物で裄が短いので、織り模様の入った半衿を多めに出して胡麻化してます。
履物は薄桜色のエナメルに少しだけ金の切り芯が入った草履です。
フォーマル用ではありませんが、式典などではないですし身内だけの会だったので、
これくらいがちょうどよいと思います。
淡いピンクやクリーム、薄グレーなどの無地で鼻緒も台と同素材、同色の草履は、
カジュアルではないけれども、フォーマル過ぎない装いに、一足あると重宝です。
この切り芯草履はデザイン性もありますし、履き心地もとても良くて、
かなり歩いてもまったく疲れません。
着物や帯と同じく、草履も仕立てがいかに大事かということでしょう。



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# by TomitaRie | 2018-03-26 18:31 | 伝統芸能 | Comments(0)
浅草寺本尊示現会
浅草寺ご本尊の観音さまがお姿をあらわされたことを祝う「浅草寺本尊示現会」。
昨夜は三柱の御祭神が遷られた宮神輿三基を、氏子衆が浅草寺本堂外陣へ「堂上げ」でした。

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何年か前に求めた染め帯。
昔の示現会での船渡御を描いています。
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着物は紫色の江戸小紋。
辻屋本店のロゴと同じ松川菱に柄を配しています。

足元は薄桜色の切り芯草履。
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# by TomitaRie | 2018-03-18 18:39 | 浅草 | Comments(0)
浅草神社「社子屋」にて「着物と履物と歩き方のお話」
毎月、浅草神社では「社子屋」を開催しています。神社社務所を学びの場として、神さまのお蔭のもとに子どもから大人まで共に日本を学ぶ気軽な月例交流会です。
3月1日の社子屋では、東日本大震災で失われた御霊に巫女舞と雅楽演奏を献げられました。重要文化財の社殿にて、幽玄のひとときをご一緒させていただきました。
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社務所には段飾りのお雛様が飾られていました。
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後半は、丸屋呉服店の店主、谷加奈子さんと私で「着物と履物と歩き方」のお話をさせていただきました。
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筋肉と着物、履物の関係について、谷さんが解剖学的に解説されたのですが、洋装が主流になる前の日本人が長い間まとってきた衣服と履物は、日本人の体にとってどういう意味があるのか、今こそ健康のために見直されるべきであると、あらためて感じました。
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「着物を着て、草履を履いて歩くと、内腿を閉じて(股を絞る意識)内転筋と足の虫様筋を使うので、結果インナーマッスルが鍛えられる」
足の虫様筋とは、親指以外の四本の指にある筋肉。
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草履や下駄は真ん中に鼻緒が付いているので、この虫様筋が鍛えられます。
虫様筋を使うと、内腿の内転筋が発達するので疲れにくくなり、転倒防止になります。
また骨盤底筋が鍛えられることで、尿漏れ防止になり、ぽっこりお腹も引っ込みます。
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中年以上の人たちこそ、着物を着てほしいし、子どもの頃から下駄を履くことでバランスの良い脚力がつき、脳にも良い影響があるといいます。
着物と履物と健康については、また機会があれば谷さんと一緒にどこかでお話したいなと思います。
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# by TomitaRie | 2018-03-03 13:28 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
薩摩琵琶
佐藤 多津子さん主宰の和gaku庵にて薩摩琵琶奏者・友吉鶴心さんのお話と演奏を聴いてまいりました。
鶴心さんはNHK大河ドラマでは現在放映中の「西郷どん」はもちろん、
長年芸能に関する指導をされていらっしゃいます。
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鶴心さんは浅草出身ですが(私と同い年です)、平家に繋がる血筋だそうです。
お話の中で「へぇー!」と思ったのは、明治時代に東京で琵琶が大ブームだったということ。

中東からインド、中国を経て奈良時代、日本に伝来した琵琶は雅楽の管弦楽器となります。
一方、仏教とともに盲僧琵琶、平家物語とともに平家琵琶が広まります。
薩摩地方では武士たちの間で琵琶が演奏されていて、明治維新で薩摩の名士が東京に出て活躍したことから
薩摩琵琶、さらに筑前琵琶が大人気となりました。
明治天皇はことのほか琵琶を愛されたそうです。

そして「敦盛」の解説と演奏。
大きなホールや能楽堂と違って、間近で琵琶の音を感じることができる、とても贅沢な時間でした。
終演後、鶴心さんを囲んでの懇親会も参加させていただきました。

この日は近所のかたにいただいた白大島に、以前、らくやさんで求めた古裂をはめこんだ名古屋帯。
足元は樺細工(桜皮あしらい)の舟形下駄です。
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# by TomitaRie | 2018-02-24 14:12 | 伝統芸能 | Comments(0)
お能
ある勉強会でご一緒している友人の旦那さま、河村晴久氏によるお能の講義を聴いてまいりました。
お能は何度か舞台を観たけれども必ず眠くなってしまうので講義中に寝てしまったら…と不安もよそに
大変おもしろく、河村先生のお話に引き込まれました。

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大陸から伝わった唐散楽から猿楽へ、田楽の影響、足利義満の庇護、世阿弥の業績、
近江猿楽における幽玄など2時間では足りないくらいの濃い内容でした。

歌舞伎とちがって、お能は変化のない芸能だと思っていましたが、
同時代性を持っているということに驚きました。

伝統は時代に合った変化があってこそ受け継がれる。
今観ている人々が感動しないと芸能は続かない。

同時に「人間のいろいろな有様と、自然とのかかわり」というお能の本質は変わっていません。
お能の面(おもて)は人間の内面を表しているもので、
仮面=マスクとは違います。


河村先生の「とにかく続けていくのが日本の文化」という言葉が深く響きました。
また「京都は日記の文化。年中行事を誰かが記録しているから続けていける」ともおっしゃっていて、
やっぱり京都は奥深いなー、すごいなーとあらためて。

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# by TomitaRie | 2018-02-24 13:00 | 伝統芸能 | Comments(0)
五こくの鼻緒

上下2段構造になっている「二こく」の鼻緒は、
昔の草履によく見られたのでご存知の方も多いでしょう。
こちらは「五こく」。5段構造です。

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先日メーカーの在庫処分でみつけました。
こちらを仕立てた職人が83歳と高齢でもう辞めるので、これが最後とのこと。


鼻緒の仕立て自体が難しいのはもちろん、この鼻緒を挿げるのもかなり高度な技術が必要です。
5本を少しずつずらして挿げるということは、「たるみ」を微妙に調整しながらカーブを作るわけで、
最初の「根留め」という工程が肝心なのだそう。
しかも畳表付きの下駄に挿げるのには紐を通す穴が広がらないため、相当な腕がないとできません。

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挿げたのは辻屋本店の熟練職人、この道55年のベテラン、野村さん。
おそらく全国でも五こくの鼻緒をこれほどきれいに挿げられる職人は、ほとんどいないと思います。

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これほどの腕を持った野村さんは辻屋本店の宝。
本当にありがたいなぁと思います。


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# by TomitaRie | 2018-02-10 16:55 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
立春を迎えて
昨年は不思議な一年でした。
ふつう敷居が高すぎて入れないような場所で勉強させていただく機会に恵まれたり、
普通お会いすることのないような立場の方々とご一緒することができたり、身に余るほどのご縁の数々がありました。

そして旧暦の新しい年が始まる直前に、皇居の勤労奉仕に参加させていただきました。
なんとも濃い3日間。
もうすぐ元号が変わるこの時にたいへん貴重な体験ができました。
昨年起こったさまざまなこと、今回の勤労奉仕、自分にとってきっと深い意味があるのだろうなと思います。

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節分。
恵方巻きはいただきませんが、おうちで豆まきは欠かしません!
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立春の日は、出勤前に自宅から恵方にある神社にお参り。
陽の光が春です。
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春の気分でラベンダー色のシルクウールの着物。
ピンクグレーの防寒草履がぴったり。
これは私物ではなく店内で販売している商品にちょっと足を入れてみました^^;
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# by TomitaRie | 2018-02-04 12:29 | Comments(0)
結城紬と舟形下駄
昨年の第一回目は羽織だけでも平気なくらい暖かかったのですが、
今年は大寒波の襲来で厳しい寒さとなった「はきもの供養」。
浅草神社の社殿は重要文化財。暖房がありません。
でも祖母の結城紬はそんな中でも寒さを感じませんでした。
さすが結城紬!
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江戸小紋染職人の岩下江美佳さんのもので、10年位前にもとめたもの。
雪華模様も伊勢型紙で染めると聞きました。


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足元はコルク表付きの舟形下駄です。
年末の引越しで整理していたら、ずいぶん前に鼻緒を挿げて忘れていたのが出てきました。
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神社などで玉砂利を歩くかもしれない時は、草履ではなく下駄がおすすめ。
底裏のゴムに砂利が入り込みますが、補強にもなるので取り除かないほうがよいですよ。

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# by TomitaRie | 2018-01-28 13:03 | 下駄・草履・和装のこと | Comments(0)
熊本・山都町の復興支援ランチ

料理の鉄人ムッシュ坂井宏行がオーナーをを務めるラ・ロシェルでのチャリティイベント『新米&熊本通潤橋 復興支援スペシャルランチ』にうかがいました。

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発起人の中原麻衣子さんは『ハートフルシェア田』という熊本県山都町の棚田保全活動を推進されています。
手前右が中原さん、真ん中は町長さんです。

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今回は熊本震災・豪雨から被災した棚田から収穫さでれた貴重なお米で、この日限りの玄米フルコース。
山都町のジビエや新鮮な野菜がみごとにフレンチに。

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山都町も地震で大きな被害を受け、町のシンボルである重要文化財『通潤橋』も修繕中、仮設住宅にお住いの方々、閉鎖されたままの道路もまだまだの現状だそうです。


熊本には夫方の親戚も多く結婚してからご縁が深くなりましたが、7~8年前に山都町を訪れたのは、この地に江戸時代末期から続く「清和文楽」に興味を持ったから。
山都町(旧・清和村)を訪れた淡路の人形芝居の一座から浄瑠璃好きな村人が人形を買い求め、技術を習ったのが始まりだそうです。
http://seiwabunraku.hinokuni-net.jp/seiwabunraku/


私たちが行った際は見ることができませんでしたが、ちょうど八朔祭という伝統的なお祭りが開催されていて、大造り物の引き廻しなどに出会いました。


初めて見る通潤橋にも大感動。一日も早い復興を心から願っています。

そして棚田。

丹精こめて作られたおコメはおいしくないわけがない!

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「美しい棚田の風景があり、地元の人々が伝統芸能を守り続けているところが、バリのウブドみたい」とうちの夫。
おいしいお水と食材に恵まれ、もっと知られたら世界中から観光客がやってくるだろうと思います。


この日着て行ったのは、夫のおばあちゃんの紬。
熊本の人でしたが、若い頃は横浜の女学校に通っていたと聞いています。

結婚する前に私が会った時は施設で暮らしていて、

息子や孫の顔もわからない状態でしたが、

亡くなってから何枚か着物を譲りうけました。

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若草色の鼻緒は、博多織の老舗「西村」の献上柄、辻屋オリジナルです。


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# by TomitaRie | 2018-01-16 15:22 | 九州 | Comments(0)
浅草商店主の会で初祈願
浅草の商店主が集まる「浅草 槐の会」で、新年の初祈願へ。
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毎年、浅草寺の塩入亮乗住職に御祈祷をお願いしています。
塩入先生は最近よくテレビにも出演されています。

次に、浅草神社でも正式参拝。
今年から本社神輿に新年のお飾りをさせていただいています。
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すぐ近くにありながら、お正月はなかなか店を離れられないので、
私自身も観音さまと三社さまに初詣でした。
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# by TomitaRie | 2018-01-10 18:30 | 浅草 | Comments(0)